ニジノムコウ（2005年生、母グッドトーク）
Nijino Muko
2005.02.15
ニジノムコウ（2005年2月15日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のFlatter（当時6歳）と交配したグッドトークが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、地方38戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年のアーバンステージ如月賞(B2 B3)。
経歴
デビュー前
高橋三郎厩舎（大井）へ入厩。
3歳（2008年）
1月18日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は479kg。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトミケンベアートに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。
2月28日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、3歳戦のフェブラリーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒカルマドンナに1馬身半の差をつけて制した。
3月19日、中2週で馬体重を前走から23kg絞って迎えた3戦目は、3歳戦のフレッシュマーチ賞（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。
5月15日、中7週で迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。
6月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のあやめ特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたジーエスランドール決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。
6月22日、中2週で迎えた6戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のユスラウメ特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のエルゼウスに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。
10月9日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。
11月12日、中4週で迎えた8戦目は、仲冬賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシンゼンセッターを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。
4歳（2009年）
3月23日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、シリウス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。
4月10日、中2週で迎えた10戦目は、北極星賞（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はルーセントタワーと並んで3着同着となった。
5月14日、中4週で迎えた11戦目は、薫風賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたヤエツバキ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
6月3日、中2週で迎えた12戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
6月25日、中2週で迎えた13戦目は、風待月賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアインカチヌキに1馬身の差をつけて5勝目をゲットした。
7月22日、中3週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。
8月10日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦の’09アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（9戦4勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。
12月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（10戦4勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。
5歳（2010年）
2月3日、中8週で迎えた17戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、節分賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。
3月1日、中3週で迎えた18戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1600m 内回り 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。
3月17日、中1週で迎えた19戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。
4月9日、中2週で迎えた20戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、北極星賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたフジマサメモリー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。
5月19日、中5週で迎えた21戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。
6月2日、中1週で迎えた22戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。
6月29日、中3週で迎えた23戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したクラフィンライデンに半馬身届かず2着に敗北した。
7月27日、中3週で迎えた24戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（11戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のセレブサンディに1馬身1/4の差をつけて6勝目を挙げた。
9月3日、中4週で迎えた25戦目は、サファイア賞（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（12戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。
9月16日、中1週で迎えた26戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は有年淳騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったボクにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。
6歳（2011年）
2月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた27戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のエドノブラウンに1馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。
8月4日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、’11シーサイドカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。
9月13日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた29戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
10月10日、中3週で迎えた30戦目は、OROパーク賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。
10月31日、中2週で迎えた31戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、オフト大郷賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。
12月2日、中4週で迎えた32戦目は、ディセンバー賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。
12月28日、中3週で迎えた33戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、L-WING賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。
7歳（2012年）
6月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったギンザアキレスにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。
8月2日、中4週で迎えた35戦目は、’12シーサイドカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。
8月16日、中1週で迎えた36戦目は、三条場外発売所賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のギンザアキレスに4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。
9月20日、中4週で迎えた37戦目は、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクラフィンライデンを3/4馬身振り切って1番人気に応えた。
10月25日、中4週で迎えた38戦目は、アンドロメダ賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。