スパートクロス（1997年生、母エイブルクロス）
Spurt Kurosu
1997.04.21
スパートクロス（1997年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のドクタースパート（当時11歳）と交配したエイブルクロスが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道河東郡音更町、生産者は中川 郁夫。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方39戦19勝2着4回。2002年の山形記念 樹氷賞(地方重賞)に勝利した他、2003年の日本海記念(地方重賞)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
山崎彰義厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2000年）
11月18日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着を確保した。
12月2日、中1週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。
12月19日、中1週で迎えた3戦目は、’00フェイスフルレイン特別（6）（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。
4歳（2001年）
2月10日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。
2月17日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったエイスワンダーにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。
3月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。
3月18日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で梶晃啓騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、勝ったマチカネヤッコダコにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。
5歳（2002年）
1月27日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、大沢辰也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。
2月3日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大沢辰也騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。
2月9日、連闘で迎えた10戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。
4月23日、中9週で迎えた11戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトウホータイトルに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
5月5日、中1週で迎えた12戦目は、広瀬川特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノボルドーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
5月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーレインボーに5馬身の差をつけて制した。
6月15日、中3週で迎えた14戦目は、ジューンカップ（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のノーストライに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
6月30日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、鳥海山特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のピースナカヤマに8馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
7月30日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、月山特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（4戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノボルドーから1馬身差の2着に敗北した。
8月17日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、一般A3（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシシオーに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
9月3日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞の以上山城大賞典（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（6戦5勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
9月15日、中1週で迎えた19戦目は、宍戸雄翔（1歳6カ月）ステークス（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のハイフレンドターボに3馬身の差をつけて7勝目をゲットした。
9月29日、中1週で迎えた20戦目は、日刊ゲンダイ見てきたマンマ!杯（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のセタノスターに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
10月15日、中1週で迎えた21戦目は、メルボルンカップ（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のセントアトラスに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
10月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、地方重賞の以上杉まつり賞（上山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。
11月12日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞のラ・フランス賞（上山ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（11戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のセタノキングに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。
12月10日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞の山形記念 樹氷賞（上山ダート2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で関本淳騎手（12戦9勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のミヨノショウリに4馬身の差をつけて優勝
6歳（2003年）
4月22日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、出羽の国特別（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のセントアトラスに3馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。
5月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（13戦10勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオーソリティーに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
6月4日、中3週で迎えた27戦目は、G2のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（14戦11勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。
7月1日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた28戦目は、たかともワンダーファーム賞（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（15戦11勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキングマグワイアに4馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす
7月15日、中1週で迎えた29戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、山形県獣医師会長賞（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のセントアトラスに2馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす
7月29日、中1週で迎えた30戦目は、たかともワンダーファーム賞（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（16戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のセントアトラスに5馬身の差をつけて勝利数を16に伸ばす
8月15日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の日本海記念（上山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（17戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタワリングドリームに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
9月2日、中2週で迎えた32戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、市川ステークス by友之&綾子（上山ダート1700m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルハチマラネロから5馬身差の2着に敗北した。
9月30日、中3週で迎えた33戦目は、G3のさくらんぼ記念（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（18戦14勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。
10月28日、中3週で迎えた34戦目は、渡辺彩乃・玲磨・祐実子誕生記念（上山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（19戦14勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンコーバリスに3馬身の差をつけて勝利数を18に伸ばす
11月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、地方重賞の山形記念 樹氷賞（上山ダート2300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（20戦15勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイウンリンクスから3馬身差の2着に敗北した。
12月9日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた36戦目は、G3のとちぎマロニエカップ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（21戦15勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。
7歳（2004年）
4月11日、約4か月の休み明けで迎えた37戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、まんさく賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。
5月5日、中2週で迎えた38戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。
5月17日、中1週で迎えた39戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で須田英之騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のジョウノブラボーに1馬身3/4の差をつけて制した。
7月11日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、地方重賞の栗駒賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で須田英之騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
8月8日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた41戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で須田英之騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8月29日、中2週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた42戦目は、すずらん賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（22戦15勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。
10月11日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた43戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は須田英之騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョウノブラボーからアタマ差の2着となった。
11月8日、中3週で迎えた44戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。
8歳（2005年）
4月9日、約5か月の休み明けで迎えた45戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須田英之騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
5月3日、中2週で迎えた46戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須田英之騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。
6月18日、中6週で迎えた47戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須田英之騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。
7月18日、中3週で迎えた48戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で須田英之騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に敗れた。