ベイオブパール（1996年生、母デンタルパール）

ベイオブパール（1996年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時9歳）と交配したデンタルパールが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）本間牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方44戦16勝2着9回。主な勝ち鞍は2001年のペガサス賞(一般B1二)。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

12月5日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

3歳（1999年）

4月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、4歳C1（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた3戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、4歳C1（上山ダート1250m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた4戦目は、4歳C（上山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカルスピードに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳B3（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳B3（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のモリノスターレットをハナ差制して2勝目をマークした。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳B2（上山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイルドウッドからハナ差の2着に甘んじた。

7月20日、連闘で迎えた8戦目は、4歳B2（上山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で前野幸一騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のカネオペラに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

7月27日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳B1（上山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で前野幸一騎手（6戦3勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルハチハボマイから4馬身差の2着に敗れた。

9月6日、中5週で迎えた10戦目は、4歳B（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で前野幸一騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳B1（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で前野幸一騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のサポートワールドに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月15日、中7週で迎えた12戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のタニノブランドに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングスプラッシュから3馬身差の2着に敗北した。

12月9日、連闘で迎えた14戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のネオジョンソンに半馬身の差をつけて制した。

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のパノラマアモンに1馬身半の差をつけて優勝

4歳（2000年）

2月4日、中5週で迎えた16戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハビバノンノンに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月17日、中1週で迎えた17戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のセフティプラスターをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

2月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のヒメカミに半馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月21日、中9週で迎えた20戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルマツウインにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月12日、中4週で迎えた22戦目は、一般C2五六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、サブリナクロスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月22日、中0週で迎えた23戦目は、いさり火特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリズドールを3/4馬身差し切って勝利数を11に伸ばす

8月13日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で澤佳宏騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のジングウテイオーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月28日、中1週で迎えた25戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で澤佳宏騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた26戦目は、ハーベストムーン特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で澤佳宏騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で澤佳宏騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスーパーテーストを3/4馬身振り切って制した。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で澤佳宏騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミラーズライトに1馬身半の差をつけて勝利数を14に伸ばす

11月2日、中2週で迎えた29戦目は、一般B2四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で澤佳宏騎手（9戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ミスホージョにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月4日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の仲冬特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で澤佳宏騎手（10戦4勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた31戦目は、キャッツアイ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で澤佳宏騎手（11戦4勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2001年）

2月28日、中8週で迎えた32戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた33戦目は、一般B2四（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスマトラトラ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4月17日、中2週で迎えた34戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（13戦4勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた35戦目は、プレアデス賞（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（14戦4勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジェンニタスカイにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月20日、中1週で迎えた36戦目は、薫風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（15戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアイアンハヤブサに1馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

6月8日、中2週で迎えた37戦目は、ペガサス賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で澤佳宏騎手（16戦5勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルカンスポットに1馬身半の差をつけて勝利数を16に伸ばす

6月22日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の’01シーサイドカップ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で澤佳宏騎手（17戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた39戦目は、宮浦正行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’01サマーナイトカップ（大井ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の’01トワイライトカップ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（18戦6勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた41戦目は、ハンデ戦の’01アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（19戦6勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた42戦目は、ハンデ戦の’01クリスタルナイトカップ（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（20戦6勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

9月24日、中1週で迎えた43戦目は、ハンデ戦の’01ムーンライトカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（21戦6勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

10月4日、中0週で迎えた44戦目は、ファンタジーナイト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で澤佳宏騎手（22戦6勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したミラーズライトにハナ差届かず2着に惜敗した。

12月14日、中9週で迎えた45戦目は、ハンデ戦のディセンバー賞（大井ダート1790m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で澤佳宏騎手（23戦6勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。