マツリダワールド（2020年生、母ニシノバニーガール）

マツリダワールド（2020年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザワールド（当時9歳）と交配したニシノバニーガールが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマタケ牧場。2023年のイーハトーブマイル(地方重賞)で2着に入った他、2023年のイーハトーブマイル(M3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマタケ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ヤマタケ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、高橋文枝によって473万円で落札された。

菅原勲厩舎（岩手）へ入厩。

2歳（2022年）

9月25日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノートランプを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた3戦目は、2歳B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたエイシンメテオラ決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた6戦目は、2歳M3の寒菊賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3歳（2023年）

3月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

4月16日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、3歳A（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したリスレツィオを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳B1一（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳M3のイーハトーブマイル（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、ケープライトに半馬身交わされて2着となった。

6月25日、中3週で迎えた12戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、アシモトヨシに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩本怜騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、コンバットアンジュに交わされて2馬身差の2着となった。

8月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は岩本怜騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコンバットアンジュに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳M1の不来方賞（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったルーンファクターに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた17戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（7戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセイレジーナに1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。

10月17日、中3週で迎えた18戦目は、3歳M3のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた19戦目は、朝露特別（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岩本怜騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、レールガンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた20戦目は、2023盛岡ファイナル特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岩本怜騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた21戦目は、仲冬特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩本怜騎手（11戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

デビュー前

菅原勲厩舎（岩手）へ入厩。

12月30日、中3週で迎えた22戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で岩本怜騎手（12戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2024年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、弥生特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた24戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた25戦目は、仲春特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のサンエイコンドルを3/4馬身振り切って4勝目を獲得した。

5月26日、中3週で迎えた26戦目は、青葉特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ブローヴェイスにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月10日、中1週で迎えた27戦目は、麦秋特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のボウトロイをクビ差振り切って5勝目を獲得した。

7月8日、中3週で迎えた28戦目は、千日草特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ウラヤに交わされて9馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた29戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、文月特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のファルコンビークを半馬身振り切って6勝目を収める

8月20日、中3週で迎えた30戦目は、かきつばた賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた31戦目は、桂樹杯（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩本怜騎手（13戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた32戦目は、白露特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（9戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ルチルクォーツに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた33戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったユイノダンディズムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた34戦目は、神無月特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、晩秋特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず3着に終わった。