ハワイアンクリーク（1994年生、母ハワイアンソング）

ハワイアンクリーク（1994年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスマコバクリーク（当時9歳）と交配したハワイアンソングが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は熱川牧場。戦績は、地方25戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は1999年の’99フレンドリーブーツ特別（1）(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

波多野高次厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1997年）

8月1日、デビュー戦は佐藤祐樹騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったデリケートワンから半馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のタカイチキングに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1998年）

4月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、5歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のタケデンアイガーに3馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

5月5日、中3週で迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、5歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったタマロータリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月29日、中2週で迎えた5戦目は、一般C2六（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジノドルフィンに6馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

6月22日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインザーに7馬身の差をつけて4勝目をマークした。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定のハンデ戦の織姫特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（5戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したメイシンフォニーにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月28日、中2週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦の九十九里特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサチノミロクに4馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

8月12日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦のメノウ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマキバスナイパーに2馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

9月18日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦のセプテンバー特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤祐樹騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトワノハーモニーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月9日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定のハンデ戦のフェアリーテール賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤祐樹騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、レディカンムリに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月27日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、雪岳山特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤祐樹騎手（10戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったユウコーパンチからクビ差の2着に甘んじた。

12月18日、中2週で迎えた13戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のイヤーエンド特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカタマルエースに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（1999年）

1月26日、中5週で迎えた14戦目は、’99フレンドリーブーツ特別（1）（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（11戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンシングラビットを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて9勝目をマークした。

2月16日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の如月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（12戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月7日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（13戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアサカゼオーに1馬身半の差をつけて久々の一戦を制した。

6歳（2000年）

1月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初春特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3月15日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデ戦の弥生盃（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（14戦9勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（15戦9勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（16戦9勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた21戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の薄暑特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったアイランドハヤトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月29日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のムーンストーン特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したユニオンヒルを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

9月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（17戦9勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

7歳（2001年）

4月2日、約6か月半の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の緑風特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（18戦9勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。