アオイトランプ（2019年生、母トランプクイーン）

アオイトランプ（2019年3月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+トランプカード」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したトランプクイーンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2022年の一般C31。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

2月26日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

5月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月30日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤジヒロキ大逃げ記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、一般C31（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレッドアンドブルーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、玉野川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったシルバーペコに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた9戦目は、寿太郎祝傘寿記念（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、一般C21（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャンヌノツルギを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月23日、中1週で迎えた11戦目は、蔵王山特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月6日、中1週で迎えた12戦目は、C15組（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート920m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、クイーンアントに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた14戦目は、木咲りんちゃん生誕記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のルアスドゥーナッハに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、佐布里池特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた17戦目は、みんな笑って卒業や（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったウォーターアイアイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（10戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメイマックスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月24日、中1週で迎えた20戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、犬山城特別（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたアストロパワー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般B6（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（11戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメモラーブルを半馬身振り切って4勝目を手に入れた。

5月16日、中1週で迎えた22戦目は、あすなろ杯（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（12戦3勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた23戦目は、外崎椋介・美波結婚記念杯（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（13戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（14戦3勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（15戦3勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた26戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（16戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

9月10日、中5週で迎えた27戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、夕凪特選（佐賀ダート1750m 小雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したギンノアメガフルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた28戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のアナザーゲートに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月15日、中2週で迎えた29戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、秋分特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のロッソに1馬身半の差をつけて6勝目をゲットした。

10月28日、中1週で迎えた30戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた31戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた32戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、向寒賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた33戦目は、暮来月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた35戦目は、初春賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1-5（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1-5（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた38戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた39戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。