ワンダーマーキュリ（1995年生、母マーキユリクイン）

ワンダーマーキュリ（1995年3月25日）は、日本の競走馬、種牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のミスターヨシゼン（当時11歳）と交配したマーキユリクインが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、地方32戦6勝2着8回。1999年のアラブ王冠賞(アラ系4歳以上)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

2歳（1997年）

6月26日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（園田ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったケーティレディから8馬身差の2着に敗れた。

7月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（姫路ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月19日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた3戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（園田ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（園田ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったイチノタイトルから1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（園田ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（園田ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月19日、中7週で迎えた7戦目は、アラ系3歳（園田ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハッタカミカゼに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1998年）

1月4日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系4歳（園田ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系4歳（園田ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月10日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トウショウハッシに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月19日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクレディを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

8月13日、中3週で迎えた15戦目は、有明賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた16戦目は、有明賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた17戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、有明賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロイヤルジョークを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のアラブ優駿トライアル（佐賀ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月25日、中3週で迎えた19戦目は、3歳オープンのアラブ優駿（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマルシンホーマ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（10戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のランヤキングをハナ差振り切って3勝目を手にした。

12月19日、中2週で迎えた22戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラポールキングを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（1999年）

1月4日、中1週で迎えた23戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスマノマーチを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月16日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブシューエルシドをクビ差振り切って制した。

1月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月13日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた27戦目は、不知火賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラショナボーイを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

3月13日、中1週で迎えた28戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（14戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミツヤヒーローを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中3週で迎えた29戦目は、不知火賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた30戦目は、アラブ王冠賞（佐賀ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（15戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るフクヨシオーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

5歳（2000年）

6月28日、約14か月の休養明けで迎えた31戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、上川生産連特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月10日、中5週で迎えた32戦目は、門別町農業協同組合特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。