コスモサジン（2008年生、母ジンデンハナコ）

コスモサジン（2008年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋砂塵」。毛色は鹿毛。種牡馬のウイングアロー（当時13歳）と交配したジンデンハナコが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方29戦6勝2着10回。主な勝ち鞍は2011年のウィンターマイル。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって504万円で落札された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月27日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた4戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた7戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったミリオネアワルツに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒシラスティを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた9戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の北海道が産んだ奇跡、太田記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったタイセイブーケに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヘイハチダーリンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた12戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったランドムテキから半馬身差の2着に敗北した。

10月22日、連闘で迎えた13戦目は、3歳戦の福山・荒尾フレンドリー騎手交流第2戦（福山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のランドムテキに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月31日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦の「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で片桐正雪騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月7日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で片桐正雪騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた16戦目は、3歳戦の福山・荒尾フレンドリー騎手交流第24戦（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で片桐正雪騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた17戦目は、3歳（福山ダート1130m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で片桐正雪騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月26日、連闘で迎えた18戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で片桐正雪騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったロッキーラクーンからクビ差の2着に甘んじた。

12月4日、連闘で迎えた19戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で片桐正雪騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた20戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のランドムテキに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月18日、連闘で迎えた21戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダラットパレスに1馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

12月24日、連闘で迎えた22戦目は、3歳戦のウィンターマイル（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のランドムテキに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

4歳（2012年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、一般C1五（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡崎準騎手（3戦3勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったフェスティヴハッピから3/4馬身差の2着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた24戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡崎準騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2一（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡崎準騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオブリモンローに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月12日、連闘で迎えた26戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡崎準騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岡崎準騎手（7戦4勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨドノブラボーから1馬身半差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で岡崎準騎手（8戦4勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウアサギリをクビ差制して6勝目を手に入れた。

3月12日、連闘で迎えた29戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で岡崎準騎手（9戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で岡崎準騎手（10戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた31戦目は、一般C1二（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で岡崎準騎手（11戦5勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた32戦目は、「夕焼けサンセットとく戦」（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で岡崎準騎手（12戦5勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた33戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で岡崎準騎手（13戦5勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったギターラから1馬身半差の2着となった。

5月6日、連闘で迎えた34戦目は、鯛網カップ（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で岡崎準騎手（14戦5勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後はウインアプローチと並んで2着同着となった。