ラリエット（2009年生、母メイショウデンコー）

ラリエット（2009年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「長いネックレス状のアクセサリー」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時8歳）と交配したメイショウデンコーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高柳隆男。戦績は、中央平地12戦1勝、地方29戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月10日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシュガーヒルを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月13日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

3歳（2012年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4歳（2013年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月16日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4月25日、中5週で迎えた13戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったローレルイニシオに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた14戦目は、おうし座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、仲夏特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカミノハートを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中3週で迎えた16戦目は、半夏生特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた18戦目は、カーネリアン特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた20戦目は、つる座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコイスルオトメにクビ差届かず2着となった。

10月15日、中1週で迎えた21戦目は、秋麗特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた22戦目は、中野区特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

5歳（2014年）

4月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したキャニオンブレイクにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月25日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったコスモアパッチにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したナイキアドヴァンスに半馬身届かず2着に敗北した。

8月27日、中6週で迎えた28戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブラウンマッシュに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中2週で迎えた29戦目は、野馬追賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた30戦目は、文の京いちょう賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフレンチカンカンに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月10日、中2週で迎えた31戦目は、立冬特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6歳（2015年）

3月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

4月8日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた35戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月1日、約5か月半の休養明けで迎えた36戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた38戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、あなたの街にサンタは来るで賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

7歳（2016年）

1月15日、中2週で迎えた40戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のウォッカマティーニに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月22日、中4週で迎えた41戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。