ホワイトアクセル（1989年生、母メイワドリーム）

ホワイトアクセル（1989年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のタツプオンウツド（当時13歳）と交配したメイワドリームが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地35戦6勝2着5回、中央障害4戦2勝。1995年の福島民友カップ(オープン)に勝利した他、1994年の韓国馬事会杯(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

3月1日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、伸びてきたインターシュプール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメジロタカチホに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月19日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメジロカイモンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた5戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたグリーンクラウン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月12日、中3週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月23日、中5週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のダイワジェームスをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月27日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（1993年）

2月14日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた10戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、’93ファイナルカップ（中山芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のナリタチカラをアタマ差振り切って4勝目を掴み取った。

4月11日、中4週で迎えた11戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた13戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月30日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

12月12日、中5週で迎えた15戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた16戦目は、’93フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた17戦目は、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたデュエルオンワード決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

1月30日、中2週で迎えた18戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したパワフルボーイを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月14日、中1週で迎えた19戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィーンコンサートを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月26日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたフェイヴァーワン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（10戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた22戦目は、パラダイスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

6歳（1995年）

1月15日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（12戦2勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた24戦目は、G3の東京新聞杯（東京ダート1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（13戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

3月25日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で江田照男騎手（14戦2勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、陽春ステークス（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月10日、中7週で迎えた27戦目は、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（15戦2勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた28戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着を確保した。

7月23日、中1週で迎えた29戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のネオタイクーンに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた30戦目は、G3の関屋記念（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月25日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、キャピタルステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

7歳（1996年）

1月14日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンのニューイヤーステークス（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月4日、中2週で迎えた35戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（16戦2勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた36戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のムサシアスカに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月24日、中2週で迎えた37戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオンゾウシに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月27日、中4週で迎えた38戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月30日、中8週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。