キタノオペラ（2001年生、母デーエスローマン）

キタノオペラ（2001年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のグランドオペラ（当時17歳）と交配したデーエスローマンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は三輪幸子。戦績は、中央平地1戦0勝、地方33戦15勝2着6回。2004年のサラブレッドヤングチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2003年のサラブレッドフレッシュカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三輪稔から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって315万円で落札された。

鈴木正也厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は平瀬城久騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は442kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るホワイトサイクロンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月16日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユキノクレセントに8馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月25日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月9日、中5週で迎えた5戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキスミージェニーを半馬身振り切って3勝目を手にした。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のサラブレッドフレッシュカップ（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハヤテイナズマを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

3歳（2004年）

1月4日、中5週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハヤテイナズマを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で平瀬城久騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキスミージェニーを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

4月19日、中2週で迎えた9戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で平瀬城久騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

5月25日、中4週で迎えた10戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で平瀬城久騎手（9戦6勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーケーティングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて7勝目をゲットした。

10月10日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、いぬ鷲賞（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるセンジュチカラを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた13戦目は、コーヒーマート賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（10戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツルギフォティテンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

11月22日、中1週で迎えた14戦目は、祝2歳!ひいろダービー（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるマクロコスモスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた15戦目は、師走特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（12戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるマクロコスモスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、加佐岬特別（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクロスカントリーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2005年）

1月2日、中1週で迎えた17戦目は、ほくてつニューイヤーカップ（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（14戦8勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

2月9日、中4週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた20戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノレオナルドを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って9勝目を手にした。

4月26日、中1週で迎えた22戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシャンハイブルースを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

5月31日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラインドタッチに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6月12日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テンリットルに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月5日、中2週で迎えた25戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグリーンジャンボに約14馬身の大差をつけて勝利数を12に伸ばす

8月9日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた27戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラインドタッチに約13馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

9月19日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞のオータムスプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた29戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバーリンスワンに約13馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

10月30日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

12月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 雪/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（15戦8勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

6歳（2007年）

4月23日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から31kg戻して迎えた32戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイティクラシーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って久しぶりの一戦を制した。

5月6日、中1週で迎えた33戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイティクラシーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

6月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。