インターネイティブ（1982年生、母アリアーン）

インターネイティブ（1982年5月5日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のノーザンネイテイヴ（当時16歳）と交配したアリアーンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地28戦8勝2着4回。1987年の道新杯(オープン)に勝利した他、1988年の淀短距離ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1984年）

12月1日、14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2歳（1985年）

9月8日、18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノスタンカーに5馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

11月2日、18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月23日、13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のロワールシローをハナ差制して勝利を挙げた。

11月30日、8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロヤマトをアタマ差制して勝利を決めた。

4歳（1986年）

4月6日、5歳以上1400万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

4月29日、5歳以上1400万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

6月28日、ハンデ戦で4歳以上900万下のHBC杯（札幌ダート1500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は木藤隆行騎手。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャダイクインに1馬身半の差をつけて勝利を決めた。

7月12日、4歳以上900万下のSTV賞（札幌ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったコクサイクラウンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月26日、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木藤隆行騎手。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のトウカイブラボーに1馬身半の差をつけて勝利を掴んだ。

9月6日、4歳以上1400万下の野分ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅谷正巳騎手。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のショウフウリッキに2馬身半の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

10月4日、オパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月18日、4歳以上1400万下の貴船特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月15日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の太秦特別（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

12月14日、G3のCBC賞（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

5歳（1987年）

5月16日、5歳以上1400万下の朱雀特別（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月14日、4歳以上900万下の札幌競馬場開設80周年記念（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダンケリキヤに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月28日、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトウショウバイタルをクビ差振り切って勝利を物にした。

7月12日、道新杯（札幌ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木藤隆行騎手。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオカノアスティーに7馬身の差をつけてトップでゴールに入った。

8月1日、札幌日刊スポーツ杯（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木藤隆行騎手。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、シービーグレースに半馬身交わされて2着に敗北した。

6歳（1988年）

1月17日、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

2月7日、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったエムイースティールに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月20日、5歳以上1400万下の橿原特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月12日、札幌日経賞（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月10日、道新杯（札幌ダート1500m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

7月24日、札幌日刊スポーツ杯（札幌ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は東信二騎手。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

7月30日、ハンデ戦でオープンのタイムス杯（札幌ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋行騎手。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

9月11日、G3のセントウルステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。