ブロードアクト（2020年生、母ミルキーブロード）

ブロードアクト（2020年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部+行動」。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時15歳）と交配したミルキーブロードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

4月8日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた2戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた4戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイートレーヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月13日、中1週で迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三上芳行生誕50周年記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のともくん!誕生日おめでとう記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大畑慧悟騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマライアガーネットを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の眞規子63歳千の風記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のブルーテネーシャスに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大畑慧悟騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーホウジェンマを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のライチョウ特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大畑慧悟騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアンズを半馬身振り切って4勝目を手に入れた。

10月4日、中3週で迎えた11戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑慧悟騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したパピタにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2024年）

1月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、寄せ鍋賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑慧悟騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、センティメントにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月1日、中1週で迎えた13戦目は、もつ鍋賞（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヘアピンシュプールに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

2月26日、中3週で迎えた14戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた16戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコチョウに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた17戦目は、ハマル特別（名古屋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、プレアデス特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた19戦目は、アルクトゥルス特別（名古屋ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヘーメルを半馬身振り切って雨下の一戦を制した。

11月11日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、アンタレス特別（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（11戦4勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。