ミヤノウッドリー（2020年生、母グランドバリュー）

ミヤノウッドリー（2020年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時11歳）と交配したグランドバリューが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場。2023年のル・プランタン賞(牝Jpn3)で2着に入った他、2023年の佐賀若駒賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐賀県馬主会宮副敏明によって770万円で落札された。

東眞市厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2022年）

5月15日、デビュー戦は山口勲騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は482kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイチノコマチに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月3日、中6週で迎えた2戦目は、2歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。4頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディーディーデイに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキンキラキンに約11馬身の大差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月20日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦の日本最大の湖「びわこ」賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニューホライゾンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイチノコマチに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

デビュー前

1歳のとき、松本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐賀県馬主会宮副敏明によって770万円で落札された。

東眞市厩舎（佐賀）へ入厩。

10月2日、デビュー戦は山口勲騎手を鞍上に据えて、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオンオープ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番ゲートからスタート。競走除外となった。

10月23日、中6週で迎えた6戦目は、2歳戦のベテルギウス特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のモーモーレッドに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月13日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフォーマルハウト賞（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2023年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた9戦目は、3歳オープンの佐賀若駒賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のイチノコマチをクビ差振り切って6勝目を手に入れた。

1月22日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のポーラスター賞（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（10戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったブレイブアモーレに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手（11戦6勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で山口勲騎手（12戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マルグリッドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

5月28日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳オープンのロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったブレイブアモーレに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月10日、中3週で迎えた17戦目は、3歳戦の西日本ダービー（佐賀ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた18戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプライモーディアルを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って雨中の激戦を制した。

10月21日、中1週で迎えた19戦目は、神無月特別（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（13戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブレイブアモーレに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた20戦目は、錦秋特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（14戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のビレッジシングルをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

12月3日、中3週で迎えた21戦目は、晩秋特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（15戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオデンセを半馬身振り切って1番人気に応えた。

4歳（2024年）

5月12日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、若葉特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（16戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた23戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、青葉賞（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた24戦目は、初夏特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は山田義貴騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサンライズハイアーに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

6月23日、中1週で迎えた25戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（17戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ブルーアローに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中3週で迎えた26戦目は、グラジオラス賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（18戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた27戦目は、立秋賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（19戦8勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のデュアルレインボーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月8日、中3週で迎えた28戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（20戦9勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり3着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた29戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（21戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた30戦目は、時雨月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（22戦9勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のブレーヴジャーニーを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

11月4日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（23戦10勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。