スマートシェリー（2006年生、母スマートエンジェル）

スマートシェリー（2006年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋シェリー酒の様にすてきな馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時12歳）と交配したスマートエンジェルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方35戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月4日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月25日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた4戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の種瀬帆香出生・駿介兄ちゃん記念（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスマートマグナムに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のM∞W（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスペースモアに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、アマンディーヌに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスペースモアに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横井将人騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のツルマルマジックを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

10月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で横井将人騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横井将人騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ヒシジェントリーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月11日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の一般C19（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で横井将人騎手（7戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオウゴンホークに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月18日、連闘で迎えた12戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で横井将人騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったサージプロミネンスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で横井将人騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したマヤノサラバンドを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月9日、連闘で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で横井将人騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で横井将人騎手（11戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタイセイトゥルースに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月30日、連闘で迎えた16戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で横井将人騎手（12戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月8日、連闘で迎えた17戦目は、一般C8 11（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で横井将人騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた18戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で横井将人騎手（14戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイセイドウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で横井将人騎手（15戦5勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた20戦目は、一般C9（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で横井将人騎手（16戦5勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた21戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で横井将人騎手（17戦5勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は19戦連続で横井将人騎手（18戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヨクバリージョに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月12日、連闘で迎えた23戦目は、パクじぃ現役四半世紀記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で横井将人騎手（19戦5勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた24戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、東せつな賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカンシャクダマを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月31日、中1週で迎えた25戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（20戦5勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のムーンライトラバーを半馬身振り切って7勝目を挙げた。

4月23日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3（名古屋ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は横井将人騎手（21戦5勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた28戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた35戦目は、一般C1十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた37戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1十十一（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた38戦目は、ホーリーナイト賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。