バウチェイサー（2019年生、母エンジェルズソング）

バウチェイサー（2019年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時14歳）と交配したエンジェルズソングが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坪田晃宜。2022年の兵庫ダービー(地方重賞)に勝利した他、2022年の兵庫ユースカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

4月29日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレディーアーサーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月3日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8月3日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

9月16日、連闘で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい7着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた8戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウケイラオフェンに約10馬身の大差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月25日、中4週で迎えた9戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

12月15日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

3歳（2022年）

1月27日、中5週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア牡牝オープン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンヌウシペツに約14馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月10日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、3歳地方重賞の兵庫ユースカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインドケーヴに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月7日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（5戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹田知宏騎手（6戦3勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹田知宏騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニフティスマイルに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月13日、中4週で迎えた16戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で笹田知宏騎手（8戦4勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

9月8日、中7週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で笹田知宏騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍オープン（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で笹田知宏騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月2日、中4週で迎えた19戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（11戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニネンビーグミに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月22日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（12戦5勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシーニッククルーズに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2023年）

1月26日、中4週で迎えた22戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、1番手を追走途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた23戦目は、ウェルネス都市加古川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（14戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のディアタイザンに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

4月4日、中4週で迎えた24戦目は、陽春特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（15戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月19日、中5週で迎えた25戦目は、日刊ゲンダイ賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（16戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたザプラウドワンズ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中2週で迎えた26戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で笹田知宏騎手（17戦7勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

7月20日、中5週で迎えた27戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹田知宏騎手（18戦7勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

8月18日、中3週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた28戦目は、競馬ブック杯（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で笹田知宏騎手（19戦7勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から44kg戻して迎えた29戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5歳（2024年）

1月10日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（20戦7勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、エイシンデュエラーに半馬身交わされて2着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（21戦7勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、エイシンデュエラーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

2月20日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（22戦7勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

3月28日、中4週で迎えた33戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（23戦7勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた34戦目は、春暖特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（24戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビナホイアンに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月31日、中5週で迎えた35戦目は、日刊ゲンダイ賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（25戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったトウケイタンホイザに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月6日、約3か月半の休み明けで迎えた36戦目は、☆女と男市川☆来場記念!（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹田知宏騎手（26戦8勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く3着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた37戦目は、スポニチなにわ賞（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で笹田知宏騎手（27戦8勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた38戦目は、DASHよかわ開設16周年記念（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で笹田知宏騎手（28戦8勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月6日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた39戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で笹田知宏騎手（29戦8勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。