トウケイタンホイザ（2017年生、母アグネスロージイ）

トウケイタンホイザ（2017年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋曲名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウケイヘイロー（当時8歳）と交配したアグネスロージイが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本智広。主な勝ち鞍は2019年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月27日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシチリアフレイバーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2020年）

3月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

6月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月21日、連闘で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

11月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、近江米特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2021年）

1月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく3着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた8戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1二（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた9戦目は、ひょうごの穂々笑実特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコンドルヒデオに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月10日、中2週で迎えた10戦目は、たつの赤とんぼ特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るガレットショコラを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

4月14日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、春暖特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月3日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

5月28日、中3週で迎えた13戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた14戦目は、半夏生『明石だこ』特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグランプリワンに2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

7月22日、中3週で迎えた15戦目は、大暑特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リコーヴィッカースにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月25日、中4週で迎えた16戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた17戦目は、キンモクセイ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグラナリーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（8戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナチュラリーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

11月17日、中3週で迎えた19戦目は、吉川温泉よかたん特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた20戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

5歳（2022年）

8月24日、約8か月半の休み明けで迎えた21戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた22戦目は、そのだライオンズクラブ杯（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったパールプレミアに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月30日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユウキラフェールに1馬身の差をつけて6勝目を収める

11月3日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（10戦4勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タガノプレトリアに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた25戦目は、近江牛特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた26戦目は、滋賀畜産特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

6歳（2023年）

1月12日、中3週で迎えた27戦目は、DASH観音寺開設8周年記念（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月16日、中4週で迎えた28戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ヤマトポーク特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7月12日、約5か月の休養明けで迎えた29戦目は、小野ひまわり特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた30戦目は、武庫川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた31戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、神河町カーミン特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず3着に終わった。

10月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、DASH観音寺特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

11月7日、中3週で迎えた33戦目は、黒沢牧場牛柄ロール&牧場プリン特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、グリーンシアターに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中3週で迎えた34戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、水曜競馬ランドBAOOへゴー!放送中!記念（園田ダート1230m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた35戦目は、オッズパーク2023杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた36戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、猪名川町いなぼう特別（園田ダート1230m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた37戦目は、ウェルネス都市加古川特別（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は田野豊三騎手（4戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったピースファインに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上A2（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（5戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず4着に敗れた。

3月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、スカパー!地方競馬ナイン賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた40戦目は、穀雨特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田野豊三騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ヒメツルイチモンジに交わされて3馬身差の2着となった。

5月17日、中3週で迎えた41戦目は、オリーブ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田野豊三騎手（8戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた42戦目は、日刊ゲンダイ賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田野豊三騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバウチェイサーに3馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。