メジロファラオ（1993年生、母メジロストーク）

メジロファラオ（1993年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時10歳）と交配したメジロストークが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地30戦5勝2着2回、中央障害11戦3勝2着1回。1999年の中山グランドジャンプ(JG1)に勝利した他、1998年の中山大障害（秋）(重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

10月7日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい6着に終わった。

12月16日、中7週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3歳（1996年）

1月14日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

1月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3月3日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

3月31日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスノートゲールをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

7月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

11月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

12月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

4歳（1997年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（11戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

2月8日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（12戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ナスケンヒューマに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月15日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のカツノチャイナに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月5日、中2週で迎えた19戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ゴーイングスズカに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月3日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（13戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミスタービッグベンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月11日、連闘で迎えた21戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（14戦2勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた22戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のトウカイトパーズに2馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

6月29日、連闘で迎えた23戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

10月5日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の高雄ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るニッポータキオンをクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月15日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

12月14日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（15戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5歳（1998年）

1月6日、中2週で迎えた28戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた29戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

5月10日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 曇）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のファビュリストに9馬身の差をつけて6勝目を収める

5月23日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロバルカンに約10馬身の大差をつけて勝利をモノにする

11月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大江原隆騎手（2戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた34戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大江原隆騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリーアップから約10馬身差の2着となった。

6歳（1999年）

1月16日、中3週で迎えた35戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で大江原隆騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた36戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で大江原隆騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた37戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝3210m 小雨/重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で大江原隆騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた38戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4100m 雨/不良）に62kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で大江原隆騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のケイティタイガーに6馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を果たした。

10月30日、約6か月半の休み明けで迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3760m 晴）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で大江原隆騎手（8戦3勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月18日、中6週で迎えた40戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で大江原隆騎手（9戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2000年）

2月5日、中6週で迎えた41戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で大江原隆騎手（10戦3勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。