ロジサイレンス（2007年生、母テイクワンズアイ）

ロジサイレンス（2007年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時9歳）と交配したテイクワンズアイが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回、地方22戦11勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、久米田正明によって3,150万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月16日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアルジェンテウスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく16着に敗れた。

11月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユジェニックブルーを3/4馬身振り切って久しぶりの一戦を制した。

12月18日、中3週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、4着に入った。

4歳（2011年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したグルーオンにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月20日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4月9日、中6週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2012年）

2月18日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

6月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

7月28日、中4週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月15日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

6歳（2013年）

9月15日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、もてもてラジ袋特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったニホンピロワルターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月22日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレゾナンスに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月3日、中5週で迎えた15戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバトルブリンディスに1馬身の差をつけて優勝

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモストヴェルデを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

12月7日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルエルフを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を手に入れた。

7歳（2014年）

1月13日、中4週で迎えた19戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（5戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノストーミングに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月4日、中6週で迎えた20戦目は、土佐のおきゃく特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた21戦目は、植物の宝庫横倉山特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のランドボイジャーに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

4月6日、中2週で迎えた22戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月31日、中7週で迎えた23戦目は、ぎぃやん結婚記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったヘイブンズギフトに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、英雄中岡慎太郎特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったダラットパレスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月13日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（9戦6勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトロピカルメジャーに2馬身半の差をつけて9勝目をつかんだ。

7月27日、中1週で迎えた26戦目は、安並水車の里特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（10戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したルーメアを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた27戦目は、見残し海岸特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマウンテンアイリスに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

8月30日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西山裕貴騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったマウンテンアイリスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた29戦目は、ひでこ&しげや特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモズムラクモを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月4日、中2週で迎えた30戦目は、轟の滝と大荒の滝特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（12戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた31戦目は、大谷の樟特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（13戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモズムラクモにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月1日、中1週で迎えた32戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、銀杏特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルチトップセダンに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月23日、中2週で迎えた33戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（14戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモイチモンジに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月13日、中2週で迎えた34戦目は、大雪特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。