ファイナルキング（2018年生、母ゴールドキャヴィア）

Final King

2018.04.27

ファイナルキング（2018年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したゴールドキャヴィアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカタオカステーブル。2021年の若潮スプリント(地方重賞)に勝利した他、2021年の若潮スプリント(S3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2020年）

8月6日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のハイビスカスデビュー（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフレンドショットに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月16日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のシャイニングトレジャー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のマキバスナイパー・メモリアル（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

10月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで止まることなく走り抜いたが、キャストロポポにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月3日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦のナイキアディライト・メモリアル（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレオワントップに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3歳（2021年）

3月18日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳戦の弥生スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のクロッカススプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のチュラウェーブに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳S3の若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のチュラウェーブを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2022年）

2月18日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、春告鳥スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

3月25日、中4週で迎えた10戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、雪柳スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた11戦目は、カシオペア座スプリント（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（8戦4勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた12戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（9戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月21日、中6週で迎えた13戦目は、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（10戦4勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

7月26日、中4週で迎えた14戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、文月スプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったフォーテに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月22日、中3週で迎えた15戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（11戦4勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月30日、中5週で迎えた16戦目は、サファイアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、抜け出したレベルフォーに半馬身届かず2着となった。

5歳（2023年）

3月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、雪柳スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた18戦目は、ルクバースプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（3戦0勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のチャンプタイガーを3/4馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

5月5日、中2週で迎えた19戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したローウェルにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月20日、中6週で迎えた20戦目は、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で藤本現暉騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた21戦目は、文月スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤本現暉騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のベルフリップに1馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤本現暉騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

12月1日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、里神楽スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤本現暉騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた24戦目は、ベストウィッシュスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤本現暉騎手（9戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

6歳（2024年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、船橋ケイバウマ娘コラボ記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤本現暉騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた26戦目は、春告鳥スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で藤本現暉騎手（11戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

7月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、ナデシコスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤本現暉騎手（12戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

8月29日、中4週で迎えた28戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤本現暉騎手（13戦2勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた29戦目は、サファイアスプリント（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた30戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたジャスティン決め手に屈してクビ差の2着となった。