クロノジェネシス（2016年生、母クロノロジスト）
Chrono Genesis
2016.03.06
クロノジェネシス（2016年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名より+創世記」。毛色は芦毛。種牡馬のバゴ（当時15歳）と交配したクロノロジストが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦2勝2着1回。2020年、2021年と宝塚記念(G1)を連覇した他、2020年の有馬記念(G1)に勝利するなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 3戦2勝 [2-1-0-0/3]
- 総賞金国内
- 4,959万円
- 生年月日
- 2016年3月6日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牝
- 毛色
- 芦毛
- 厩舎
- 斉藤崇史栗東
- 馬主
- （有）サンデーレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム
- 一口馬主募集クラブ
- サンデーサラブレッドクラブ
- 一口馬主募集価格
- 1,400万円35万円×40口
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| きS | Pharos＝Fairway | 7*7*7 | 2.34% |
| 牡 | Northern Dancer | 4×6 | 7.81% |
| 牡 | Mr. Prospector | 4×4 | 12.5% |
| 牡 | Halo | 5×4 | 9.37% |
| 牡 | Nasrullah | 5*7*7×7*7*7 | 7.03% |
| 牡 | Nearctic | 5×6*7 | 5.46% |
| 牡 | Raise a Native | 5×5*6 | 7.81% |
| 牡 | Hail to Reason | 6×5*7 | 5.46% |
| 牡 | Nearco | 6*6×7*7 | 4.68% |
| 牡 | Native Dancer | 6*6*7×6*7*7 | 7.03% |
| 牡 | Pharamond | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Hyperion | 7*7*7 | 2.34% |
| 牡M | Royal Charger | 6*7 | 2.34% |
| 牝 | Natalma | 5*6×7 | 5.46% |
| 牝 | Almahmoud | 6*7*7×6 | 4.68% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ブラッシンググルーム系
- ファミリーナンバー
- 20-a
レース成績
経歴
デビュー前
サンデーサラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。
斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2018年）
9月2日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルカノーベルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。
10月20日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモカレンドゥラに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
12月9日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したダノンファンタジーに半馬身届かず2着に敗北した。
3歳（2019年）
2月11日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のビーチサンバをクビ差振り切って重賞ウィナーの仲間入りを果たした。
4月7日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（4戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。
5月19日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村友一騎手（5戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。
10月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で北村友一騎手（6戦3勝）。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカレンブーケドールに2馬身の差をつけてG1ホースの称号を勝ち取った。
11月10日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北村友一騎手（7戦4勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。
4歳（2020年）
2月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で北村友一騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカレンブーケドールに2馬身半の差をつけて3つ目の重賞タイトルを奪取した。
4月5日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、G1の大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で北村友一騎手（9戦5勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたラッキーライラック決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。
6月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で北村友一騎手（10戦5勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキセキに6馬身の差をつけてグランプリホースの称号を勝ち取った。
11月1日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で北村友一騎手（11戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。
12月27日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で北村友一騎手（12戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサラキアをクビ差振り切って春秋グランプリ連覇を達成した。
5歳（2021年）
3月27日、G1のドバイシーマクラシック（アラブ首長国連邦・メイダン芝2410m）に出走。鞍上は14戦連続で北村友一騎手（13戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったMishriffからクビ差の2着に甘んじた。
6月27日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るユニコーンライオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4つ目のG1タイトルを手に入れた。
10月3日、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に敗れた。
12月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。