ジュンライトボルト（2017年生、母スペシャルグルーヴ）

ジュンライトボルト（2017年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+稲妻+落雷」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したスペシャルグルーヴが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年のチャンピオンズカップ(G1)に勝利した他、2022年のシリウスステークス(ハンデG3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、河合純二によって1億2,960万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月21日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

9月7日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドゥーベを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月13日、中4週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスの紫菊賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず3着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた4戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミアマンテにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3歳（2020年）

2月22日、中9週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスのつばき賞（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた7戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコスミックエナジーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月18日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したカリオストロを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤井勘一郎騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月21日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの2010メモリアルブエナビスタカップ（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

12月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤井勘一郎騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた13戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの宇佐特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったワールドウインズに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月6日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月18日、中9週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの須磨特別（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったロータスランドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月8日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの鞍ケ池特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るダノンアレーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月30日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のサトノフウジンをハナ差振り切って優勝

8月1日、中8週で迎えた19戦目は、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

10月3日、中8週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

11月27日、中7週で迎えた21戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2022年）

7月24日、約8か月の休み明けで迎えた22戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ジュライステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったニューモニュメントにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月27日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホールシバンに1馬身3/4の差をつけて5勝目を挙げた。

10月1日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハピを3/4馬身振り切って初の重賞タイトルを手中に収めた。

12月4日、中8週で迎えた25戦目は、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクラウンプライドをクビ差振り切ってダート最強馬の称号を射止めた。

6歳（2023年）

2月25日、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、G1のサウジカップ（サウジアラビア・ジャナドリヤダート1800m）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

15着に終わった。

6月28日、約3か月の休み明けで迎えた28戦目は、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦3勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。