スマイルウィ（2017年生、母アップライジング）
Smile We
2017.05.01
スマイルウィ（2017年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時12歳）と交配したアップライジングが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住 鉄兵。2023年のさきたま杯(Jpn2)で2着に入った他、2024年のオーバルスプリント(Jpn3)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
張田京厩舎（船橋）へ入厩。
2歳（2019年）
9月27日、デビュー戦は張田昂騎手を鞍上に据えて、2歳戦の紅葉葵デビュー（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は523kg。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォーチュンカラーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
12月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のリバーサイドアイドル特別（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったカプリフレイバーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
3歳（2020年）
1月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のハートビート・スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフィールドノアを鮮やかな末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の期待に応えた。
3月24日、中9週で迎えた4戦目は、3歳戦の若草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマナーザマジックに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。
4月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦3勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。
5月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンの若葉オープン（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るボンモマンを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。
10月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦の小春日和特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（6戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。
12月2日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦のリゲル特別（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたイスモイルテソーロ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。
12月21日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の冬至特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。
4歳（2021年）
3月1日、中9週で迎えた10戦目は、早花咲月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で張田昂騎手（9戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。
3月19日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の日刊ゲンダイDIGITAL賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で張田昂騎手（10戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。
4月8日、中2週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、鳥待月特別（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のビークイックに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
5月6日、中3週で迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、端午特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したデジマノハナにクビ差届かず2着に惜敗した。
6月2日、中3週で迎えた14戦目は、水無月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグランデストラーダを3/4馬身振り切って6勝目を獲得した。
7月21日、中6週で迎えた15戦目は、海ほたる特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。
8月11日、中2週で迎えた16戦目は、千葉日報賞（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカレンガリアードを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。
10月21日、中9週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のコスモス特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサヨノグローリーに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。
12月16日、中7週で迎えた18戦目は、麻生オープン（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。
5歳（2022年）
1月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、習志野特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のウィンターフェルに3馬身の差をつけて9勝目を奪取した。
2月15日、中4週で迎えた20戦目は、ハートビートレイン（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のファルコンビークに4馬身の差をつけて制した。
3月24日、中4週で迎えた21戦目は、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦5勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカジノフォンテンを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす
7月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。鞍上は張田昂騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ゴールドホイヤーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
8月25日、中3週で迎えた23戦目は、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（12戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、フィールドセンスにクビ差交わされて2着に甘んじた。
11月2日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（9戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のアランバローズをクビ差振り切って勝利数を12に伸ばす
12月22日、中6週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた25戦目は、S1のゴールドカップ（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（10戦7勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサルサディオーネを豪脚で3/4馬身差し切って優勝
6歳（2023年）
3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（11戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ゴールドホイヤーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
デビュー前
張田京厩舎（船橋）へ入厩。
5月4日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番ゲートからスタート。競走除外となった。
5月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、Jpn2のさきたま杯（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（12戦8勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イグナイターにクビ差交わされて2着となった。
8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリンゾウチャネルに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。
9月20日、中3週で迎えた29戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ドライスタウトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
11月15日、中7週で迎えた30戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（13戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のランリョウオーに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
12月21日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、S1のゴールドカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（14戦9勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のブラックパンサーに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
7歳（2024年）
2月29日、中9週で迎えた32戦目は、Jpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（15戦10勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。
8月7日、約5か月半の休養明けで迎えた33戦目は、スパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（16戦10勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。
9月18日、中5週で迎えた34戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（17戦10勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスレイマンを3/4馬身振り切って重賞ウィナーの称号を奪取した。
10月16日、中3週で迎えた35戦目は、マイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（18戦11勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のムエックスに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。