ビッグアメリカン（2020年生、母エイシンヒマワリ）

ビッグアメリカン（2020年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「本馬の馬体が大きいので+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時7歳）と交配したエイシンヒマワリが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳B3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、栄進牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木康弘によって660万円で落札された。

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月5日、デビュー戦は西塚洸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は574kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた4戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山口隆&美智恵の結婚記念日祝い杯☆（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた5戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメーリッハベイに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったリュウノラファールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の今週はギャンブル等依存症問題啓発週間賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、カノンチャンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦の6月4日は金沢競馬百万石デー賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月13日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、3歳戦のウンバライト特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クリスタルミリオンに半馬身交わされて2着となった。

6月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のモテモテ会メンズ代表。トミーと初旅行記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月8日、中5週で迎えた11戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の黒島天領祭賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の攻一&大翔杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の福井県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた14戦目は、地方競馬教養センター騎手候補生募集開始賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったエイシンメリダに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた15戦目は、守らせろ最期まで!杯特別編成（金沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた16戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた17戦目は、チーム万馬券!アイコ☆ショウ結婚記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリブラソナチネに4馬身の差をつけて優勝

12月31日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月26日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3一（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十七十八十九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井章騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のガンモレジェンドに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

2月27日、中1週で迎えた21戦目は、築地川賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井章騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオールスターズに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

3月21日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、バラライカ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井章騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井章騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井章騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた25戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、シントーハナノランに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月7日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見陸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のチュイションに5馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

6月26日、中2週で迎えた27戦目は、ジン・ライム賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見陸騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた28戦目は、カカオ・フィズ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は吉井章騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた29戦目は、ヨシダソース賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた30戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、グラビティモデルにクビ差交わされて2着となった。

デビュー前

1歳のとき、栄進牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木康弘によって660万円で落札された。

的場直之厩舎（大井）へ入厩。

9月12日、デビュー戦は藤田凌騎手を鞍上に据えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての14番ゲートからスタート。競走除外となった。

5歳（2025年）

2月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた31戦目は、はと座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は吉井章騎手（9戦2勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2三四五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマヒナブラヴォーにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。