ハセノデジュール（1994年生、母Nastique）

ハセノデジュール（1994年3月24日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のDayjur（当時7歳）と交配したNastiqueが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝2着1回、地方32戦15勝2着6回。1999年の姫神賞(一般)に勝利した他、2000年の白神賞(一般)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

7月27日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマハを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

8月2日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノメダリストに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（1998年）

5月9日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーロペに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

8月8日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のユーセイアマデウスに6馬身の差をつけて3勝目をマークした。

8月23日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のフゲンに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセンクラウンに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月4日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルリュウオーをクビ差制して獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（6戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノデオリオンに6馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（7戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノデオリオンに4馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

12月5日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原勲騎手（8戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴエモンから半馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた12戦目は、FM岩手杯（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で菅原勲騎手（9戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のティエッチクラウンに1馬身半の差をつけて9勝目をゲットした。

5歳（1999年）

1月16日、中3週で迎えた13戦目は、銀嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原勲騎手（10戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のボニートダンサーに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、一般A（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で菅原勲騎手（11戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンヒルホープからアタマ差の2着に甘んじた。

5月9日、中3週で迎えた15戦目は、一般A（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原勲騎手（12戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のダブルユアホリデーに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6月20日、中5週で迎えた16戦目は、姫神賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で菅原勲騎手（13戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のユーコーマイケルに1馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

7月19日、中3週で迎えた17戦目は、一般A（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で菅原勲騎手（14戦12勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた18戦目は、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は16戦連続で菅原勲騎手（15戦12勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月25日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグヘリオスに3馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

12月6日、中5週で迎えた20戦目は、谷地勝則騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（16戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルケイゲインから1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2000年）

1月9日、中2週で迎えた22戦目は、一般A（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（17戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザンバザードに3/4馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、まんさく賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンチャンプから4馬身差の2着となった。

5月7日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（18戦13勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月20日、中5週で迎えた25戦目は、姫神賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（19戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったチアフルマスターから4馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の栗駒賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（20戦13勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた27戦目は、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（21戦13勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた28戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の青藍賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に終わった。

10月22日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた29戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、駒ケ岳賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、白神賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（22戦13勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のバンチャンプをクビ差制して勝利をモノにする

12月3日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞の早池峰賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（23戦14勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったハイフレンドピュアに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は谷地勝則騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

7歳（2001年）

4月15日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、まんさく賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（2002年）

6月10日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた34戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、姫神賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。