オートホワイティ（2006年生、母オートメンデス）

オートホワイティ（2006年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋白みがかった。芦毛の馬なので」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時8歳）と交配したオートメンデスが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）八木農場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方12戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2二三。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月22日、デビュー戦は田中克典騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月14日、中2週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月16日、中7週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月7日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクォンタムに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月30日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十三十四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムカゲトラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月9日、中0週で迎えた10戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキーププロミスを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って優勝

12月18日、中5週で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、31st ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったギンザグリングラスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキーケース決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月13日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（4戦3勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

6月14日、中4週で迎えた15戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（6戦3勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

7月7日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、スイートフローラルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月18日、中5週で迎えた17戦目は、スターライト特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた18戦目は、フェニックス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（9戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアールノミネートに詰め切れず、2馬身差の2着となった。