タケデンガリバー（1995年生、母タケデンプリンセス）

タケデンガリバー（1995年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時21歳）と交配したタケデンプリンセスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）安藤牧場。戦績は、地方36戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の一般C2五六。

経歴

デビュー前

須永和良厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1998年）

11月27日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は507kg。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

4歳（1999年）

1月25日、中4週で迎えた3戦目は、5歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナスノヤマフジを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

2月16日、中2週で迎えた4戦目は、5歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、緩いペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のマスタートランプに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月19日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、5歳（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったケイシュウクリスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のキングエルザに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2六（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2五六（船橋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2七八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

5歳（2000年）

7月27日、約13か月半の休養明けで迎えた11戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1400m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコダマハナキオーに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

8月22日、中3週で迎えた12戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C3三イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

12月21日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般C3二アイ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（12戦4勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、スギノルドルフに交わされて2馬身差の2着となった。

6歳（2001年）

1月11日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（13戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（14戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた17戦目は、一般C3六イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（15戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマスターカイトを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

4月4日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（16戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のワンダーマミーを半馬身振り切って制した。

4月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（17戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月28日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のキタサンレーンに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月1日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2六ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（18戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた22戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のオートライデンに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月28日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダブルドバイに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7歳（2002年）

1月4日、約6か月の休み明けで迎えた25戦目は、一般C3三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月1日、中7週で迎えた26戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月6日、中4週で迎えた28戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた29戦目は、矢場川特別（足利ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた30戦目は、胡蝶蘭特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月21日、中1週で迎えた31戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（宇都宮ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた32戦目は、天の川特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は大木義一騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月21日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた33戦目は、あさがお特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカードアンドダイスから半馬身差の2着となった。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg戻して迎えた34戦目は、キンレンカ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルアルザンに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

10月25日、中2週で迎えた35戦目は、ナナカマド特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた36戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、信濃特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。