ライブリアンジェロ（2008年生、母ライブリウイナー）

ライブリアンジェロ（2008年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時18歳）と交配したライブリウイナーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方38戦7勝2着13回。主な勝ち鞍は2012年のJA海部東かぶとまいカップ(一般B9)。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

4月30日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた3戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

7月23日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた6戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったクードテアトルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ヴィーヴァタキオンに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月10日、中0週で迎えた8戦目は、3歳戦の結依入学・芽依誕生おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月20日、中0週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた10戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月29日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月6日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた13戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阪野学騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマッハスリーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2012年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、万両賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阪野学騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

1月17日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で阪野学騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンライズスターに1馬身半の差をつけて優勝

2月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で阪野学騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、スイートサンテに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月8日、連闘で迎えた17戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で阪野学騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、トルネードビアに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で阪野学騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったスズカキクヒメに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中0週で迎えた19戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で阪野学騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったソユーズに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月7日、連闘で迎えた20戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で阪野学騎手（12戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ネラーズドリームにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月12日、中4週で迎えた21戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で阪野学騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったジレイトソーニに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、連闘で迎えた22戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で阪野学騎手（14戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、チエノワにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月3日、中1週で迎えた23戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、安田夏輝1歳誕生日記念（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のデンコウマオに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月18日、中1週で迎えた24戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（15戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたテラザジャスティス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月8日、連闘で迎えた26戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（16戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ハハノアジツケに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた27戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（17戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイショウオウサムをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

7月6日、中1週で迎えた28戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた29戦目は、GINZA ライラック会会長賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は阪野学騎手（18戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンライズスターに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月10日、中2週で迎えた30戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、第2戦川中島の戦い（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月24日、中1週で迎えた31戦目は、肝だめし賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（19戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、マイネブラックティにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月7日、中1週で迎えた32戦目は、白露賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（20戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のマリブビーチを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

9月18日、中1週で迎えた33戦目は、子馬座特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（21戦5勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた34戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた35戦目は、濁酒賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた36戦目は、茶の花賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた37戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた38戦目は、冬構賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（22戦5勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた39戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（23戦5勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた40戦目は、JA海部東かぶとまいカップ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（24戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のウレスジを半馬身振り切って7勝目を収める

5歳（2013年）

1月3日、中0週で迎えた41戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた42戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、赤門通賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったウォーターグレープに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた43戦目は、寒月賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。