アスターハウス（2007年生、母Alarming Prospect）

アスターハウス（2007年3月3日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋家」。毛色は芦毛。種牡馬のMedaglia d'Oro（当時8歳）と交配したAlarming Prospectが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、地方35戦18勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の春暖特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

8月8日、デビュー戦は小林慎一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は530kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

11月1日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマルブツボイスに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた4戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったパトリックバローズを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアビオニクスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月7日、連闘で迎えた6戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のナスダックヘイローに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2011年）

1月4日、中3週で迎えた7戦目は、千両特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムオーネイチャに4馬身の差をつけて3勝目を収める

1月28日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロンシャンホープに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月25日、中3週で迎えた9戦目は、祝!前ちゃん。昇任試験合格記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったデジタルゴールドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた10戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビービーアルセウスに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2012年）

3月6日、約12か月の休養明けで迎えた11戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったケイウングリッターに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般C19（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（9戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサイクロニストに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月12日、中2週で迎えた13戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で今井貴大騎手（10戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で今井貴大騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコーリンヴァレロに6馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月18日、中1週で迎えた15戦目は、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で今井貴大騎手（12戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリブビーチに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で今井貴大騎手（13戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマリインスキーピサに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6歳（2013年）

3月7日、約9か月半の休み明けで迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で今井貴大騎手（14戦9勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた18戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で今井貴大騎手（15戦9勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のオカノビジンに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月19日、中1週で迎えた19戦目は、卯の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で今井貴大騎手（16戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた20戦目は、祝名古屋競馬馬主会設立記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で今井貴大騎手（17戦10勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコトブキセンプウを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

6月12日、中5週で迎えた21戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で今井貴大騎手（18戦11勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミキノバラライカに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月5日、中2週で迎えた22戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は20戦連続で今井貴大騎手（19戦12勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

8月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、礼昭じい還暦おめでとう記念（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で今井貴大騎手（20戦12勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた24戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、第4戦長篠の戦い特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた25戦目は、岡島里恋生誕ニコニコ二十歳記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（21戦12勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のロマンティックベイに2馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

9月20日、連闘で迎えた26戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（22戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のスウェプトビアに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月15日、中3週で迎えた27戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、カシオペア座特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月31日、中1週で迎えた28戦目は、渡り鳥賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（23戦14勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた29戦目は、冬構え賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（24戦14勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエルインペレイターに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、連闘で迎えた30戦目は、浮寝鳥賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（25戦14勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のミスズブライアンズに1馬身半の差をつけて制した。

12月20日、中1週で迎えた31戦目は、粕汁賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（26戦15勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したニロティカスにクビ差届かず2着に甘んじた。

7歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた32戦目は、松竹梅特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（27戦15勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスウェプトビアに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月27日、中3週で迎えた33戦目は、節分特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（28戦16勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイッチョマエに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月17日、中2週で迎えた34戦目は、こじし座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（29戦17勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた35戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトミケンウエストを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

3月19日、中1週で迎えた36戦目は、ふらんす食堂ここりこ十周年記念（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（30戦17勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた37戦目は、桃の花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（31戦17勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。