トウショウシロッコ（2003年生、母スパークトウショウ）

トウショウシロッコ（2003年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋北アフリカから南欧に吹く熱風（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時7歳）と交配したスパークトウショウが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地45戦3勝2着10回。2006年のセントライト記念(G2)で2着に入った他、2008年、2010年とオールカマー(G2)で2回3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月11日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったマイネルスパークルにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

11月26日、中7週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったサンヴィクトワールにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナスノハツカゼを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2006年）

1月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったジャリスコライトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月19日、中8週で迎えた7戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月27日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

7月2日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤマニンメルベイユにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月17日、中4週で迎えた12戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したトーセンシャナオーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、中4週で迎えた13戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

12月3日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（11戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

4歳（2007年）

1月6日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

2月25日、中6週で迎えた16戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（13戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

4月8日、中5週で迎えた17戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（14戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの東京競馬場グランドオープン記念（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（15戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトロフィーディールを3/4馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

5歳（2008年）

7月13日、約15か月の休養明けで迎えた19戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず最後はコーナーストーンと並んで7着同着となった。

7月27日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

8月31日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月28日、中3週で迎えた22戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（16戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月18日、中2週で迎えた23戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（17戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったオペラブラーボにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月9日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（18戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた26戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（19戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドリームガードナーに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6歳（2009年）

1月25日、中4週で迎えた27戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（20戦3勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月1日、中4週で迎えた28戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（21戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

7月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた29戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（22戦3勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

8月30日、中6週で迎えた30戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた31戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（23戦3勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた32戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（24戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルスターリーに半馬身届かず2着に敗北した。

11月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月21日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた34戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（25戦3勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したサニーサンデーにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月19日、中3週で迎えた35戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（26戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7歳（2010年）

1月5日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（27戦3勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアクシオンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

1月24日、中2週で迎えた37戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（28戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた38戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（29戦3勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（30戦3勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

4月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

7月11日、約3か月の休み明けで迎えた41戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（31戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

8月29日、中6週で迎えた42戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（32戦3勝）。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したナリタクリスタルにクビ差届かず2着となった。

9月26日、中3週で迎えた43戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（33戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月31日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた44戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（34戦3勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月20日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた45戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（35戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。