第142回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

シルポートが隊列を引き連れる形、その直後にオウケンサクラとキャプテントゥーレが取り付く

端を奪ったのはシルポート。後続との差を1馬身ほど保って一団を引っ張っていく。2番手にオウケンサクラとキャプテントゥーレが並ぶ。そのあと、スマイルジャック、アーネストリー、コスモファントムらが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、ヤマニンキングリーとアリゼオは中団やや前。エイシンアポロンとブエナビスタは中団馬群のど真ん中を併走。シンゲンとネヴァブションは中団後方の位置取り。ショウワモダン、ジャガーメイル、トウショウシロッコらは後方4番手に待機して前方各馬をうかがいながらの競馬。後方3番手でじっくりと運ぶのはスーパーホーネット。殿にペルーサとアクシオンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、ブエナビスタが優れた決め脚を見せて秋の盾を掴み取る

先頭はシルポートでリードは2馬身以上。2番手にオウケンサクラとキャプテントゥーレが続く。そのすぐ後ろ、アーネストリーとコスモファントムが4番手。1馬身離れて、スマイルジャックとアリゼオが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、中団前目にいた1番人気のブエナビスタが鬼脚を爆発させ前にいた7頭を差し切り、最後は後続に2馬身の差をつけてトップでゴールに入った。2着には、後方2番手の位置から矢のような伸び脚で猛追したペルーサが続き、2着と1馬身半差の3着には、4番手の位置から力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張った2番人気のアーネストリーが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、2番手で直線を迎えた17番人気のオウケンサクラが入線、さらにクビ差の5着には、中団にいたネヴァブションが食い込み、さらにそこからクビ差の6着にはシンゲンが入った。