コースタルシー（1984年生、母サラトガレディ）

コースタルシー（1984年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリマンド（当時19歳）と交配したサラトガレディが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は合名会社社台牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着3回、地方15戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月29日、デビュー戦は田中清隆騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中清隆騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

3歳（1987年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中清隆騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

2月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中清隆騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブルーヒビキオーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下の寒梅賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中清隆騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中清隆騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたスズマジック決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中清隆騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中清隆騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた10戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、4歳400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた12戦目は、4歳400万下（福島芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は田中清隆騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

8月15日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したワイドトップエースにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中清隆騎手（11戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインターアリアケに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月20日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中清隆騎手（12戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中清隆騎手（13戦2勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたシオフネ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月31日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田中清隆騎手（14戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初冬特別（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で田中清隆騎手（15戦2勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた19戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2600m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4歳（1988年）

1月5日、中3週で迎えた20戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5歳（1989年）

7月18日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた21戦目は、伊藤隆志騎手を鞍上に迎えて、空知特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた22戦目は、浜益特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤隆志騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた23戦目は、岩見沢えぞまつ特別（岩見沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤隆志騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサブキオーから半馬身差の2着となった。

6歳（1990年）

4月25日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、野木英文騎手を鞍上に迎えて、キンセンカ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた25戦目は、福田三郎騎手を鞍上に迎えて、しゃくなげ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタニノルーカスから6馬身差の2着となった。

6月24日、中3週で迎えた26戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったウインザワールドからクビ差の2着に甘んじた。

8月8日、中5週で迎えた27戦目は、盛夏特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

7歳（1991年）

2月8日、約6か月の休み明けで迎えた28戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般A2 B1（足利ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた29戦目は、向春特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月24日、中7週で迎えた30戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、パンジー特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた31戦目は、一般A2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は福田三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた32戦目は、クンシラン特別（足利ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福田三郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた33戦目は、シャクヤク特別（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた34戦目は、しらさぎ特別（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福田三郎騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた35戦目は、カルガモ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。