ウインヴェルデ（2019年生、母コスモヴァレンチ）

ウインヴェルデ（2019年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+貫禄、威厳(独)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時19歳）と交配したコスモヴァレンチが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方19戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2022年の一般B6。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額5,800万円（14.5万×400口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月15日、中7週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

7月17日、中2週で迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月4日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメルトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のパットサイテに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、晩秋特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクレールアドレに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2023年）

2月4日、中7週で迎えた14戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月5日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったホウオウフウジンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

5月21日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメイショウホタルビに5馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

6月24日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの鷹取特別（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの出石特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの北國新聞杯（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（7戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

5歳（2024年）

1月1日、中6週で迎えた23戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったサイレントブラックを3/4馬身捉え切れず2着となった。

1月9日、連闘で迎えた24戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、国分川特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のラインメッセージに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額5,800万円（14.5万×400口）で一口馬主が募集された。

打越勇児厩舎（高知）へ入厩。

2月6日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、竜串海岸特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマカミカゼに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月18日、中1週で迎えた26戦目は、えひめぼっちゃん特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイファーキングズに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月3日、中1週で迎えた27戦目は、御厨人窟賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた28戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月12日、中6週で迎えた29戦目は、エメラルド特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダノンジャスティスを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って7勝目を収める

6月8日、中1週で迎えた31戦目は、瀬戸特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、カワセミ特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したヒカリオーソを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、建依別賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた34戦目は、珊瑚冠賞（高知ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた35戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた36戦目は、オパール特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた37戦目は、地方競馬魂特別（高知ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では弾けるように急駛したが、エイシングラスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。