メイショウカドマツ（2009年生、母アルペンローズ）

メイショウカドマツ（2009年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋門松」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時8歳）と交配したアルペンローズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地28戦5勝2着4回。2015年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)で2着に入った他、2015年の目黒記念(ハンデG2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月23日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクラヴェジーナに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月18日、中3週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

11月13日、中7週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたコスモオオゾラ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョングルールに2馬身半の差をつけて制した。

3月4日、中7週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ワールドエースに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中3週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

7月1日、中7週で迎えた12戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

9月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のステラウインドを3/4馬身振り切って3勝目を収める

11月10日、中1週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったエアソミュールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2013年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のラニカイツヨシを3/4馬身振り切って4勝目を獲得した。

2月16日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月7日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

6歳（2015年）

1月12日、約21か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた21戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のヴォルシェーブに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

3月22日、中5週で迎えた22戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

5月31日、中9週で迎えた23戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

9月27日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月8日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたゴールドアクター決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

12月5日、中3週で迎えた26戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

8歳（2017年）

5月6日、約17か月半の休養明けで迎えた27戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（5戦0勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。