ハードデイズナイト（2010年生、母プロフュージョン）

ハードデイズナイト（2010年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したプロフュージョンが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方38戦6勝2着2回。2013年のアフター5スター賞(S3)に勝利した他、2013年の優駿スプリント(S3)を制する活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月17日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモハッシを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミータローにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

10月31日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

12月3日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦のリバーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

3歳（2013年）

1月22日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの’13桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

2月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の若草特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルフェスタをクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカイロスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山崎誠士騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエイシンルンディーに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月3日、中4週で迎えた14戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山崎誠士騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカイロスに1馬身3/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

6月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で山崎誠士騎手（10戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオキナワレッドに1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

8月28日、中8週で迎えた16戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で山崎誠士騎手（11戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイディンパワーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月2日、中4週で迎えた17戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で山崎誠士騎手（12戦5勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は14戦連続で山崎誠士騎手（13戦5勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4歳（2014年）

1月8日、中8週で迎えた19戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で山崎誠士騎手（14戦5勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた20戦目は、’14ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は16戦連続で山崎誠士騎手（15戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

2月26日、中4週で迎えた21戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で山崎誠士騎手（16戦5勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた22戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で山崎誠士騎手（17戦5勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は19戦連続で山崎誠士騎手（18戦5勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、S3の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は20戦連続で山崎誠士騎手（19戦5勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

8月27日、中4週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた25戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は21戦連続で山崎誠士騎手（20戦5勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月1日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で山崎誠士騎手（21戦5勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月3日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた27戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のJBCスプリント（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた28戦目は、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（22戦5勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5歳（2015年）

1月14日、中4週で迎えた29戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（23戦5勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月24日、中9週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（24戦5勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた31戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、クロフネ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた32戦目は、ダイワメジャー・プレミアム（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、地方重賞のグランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

8月20日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた36戦目は、ロードカナロア・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた37戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた38戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ルシナ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。