スギノビューティー（1999年生、母ラドゲイト）

スギノビューティー（1999年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時14歳）と交配したラドゲイトが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、地方31戦6勝2着8回。主な勝ち鞍は2003年のりょうけん座特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

栗田知治厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は的場直之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1390m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトレジャーアトラスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロッキーワンダーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

12月11日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のハーブフォンテンに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

4歳（2003年）

3月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg戻して迎えた4戦目は、一般C2八九（大井ダート1390m 晴/不良）に出走。鞍上は的場直之騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

4月24日、中4週で迎えた5戦目は、一般C2六七八（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のツカサロダンをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

5月13日、中2週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた6戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のツキノミラーに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

6月8日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月2日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったデューライトジンクにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場直之騎手（7戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したメシマコブを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

12月29日、中4週で迎えた10戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったラヴリーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

1月20日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったサーストンリリーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月28日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた13戦目は、一般C1十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場直之騎手（8戦3勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6歳（2005年）

1月17日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったウエルスブイにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月10日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（10戦3勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（11戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したヤシロタイコーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、駒場特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた18戦目は、北千住特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場直之騎手（13戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7歳（2006年）

1月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、一般C2-12 C3一（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は的場直之騎手（14戦3勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2十11（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（15戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた22戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、一般C2-11 C3一（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したサダムサンサンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月23日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエービーシーローズに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月10日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で納谷和玖騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた26戦目は、成増特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で納谷和玖騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月4日、中0週で迎えた27戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で納谷和玖騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

6月25日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で納谷和玖騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のプランチャーを3/4馬身振り切って6勝目を手中に収めた。

7月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で納谷和玖騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた30戦目は、一般C1七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で納谷和玖騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で納谷和玖騎手（9戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。