ドリームマーチ（2011年生、母ドリームダイヤ）

ドリームマーチ（2011年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋マーチ」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時17歳）と交配したドリームダイヤが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方26戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2十一十二。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月5日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

11月23日、中6週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

12月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

3歳（2014年）

3月21日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

4月26日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6月8日、中5週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったドナカンパニュラに詰め切れず、約14馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオーバーテイクに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳B5（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ニシノラヴリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月17日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキラメキオーに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳戦の福井県畜産協会長賞3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグルモンを猛烈な末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

10月7日、中2週で迎えた12戦目は、金澤現在夢幻特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノラビッシュに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月21日、中1週で迎えた13戦目は、JBCグッズ通販開始記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るタイキアセンブリーを次元の違う末脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2015年）

1月1日、中9週で迎えた14戦目は、一般C3九十十一（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（8戦4勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉原寛人騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3七八（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で吉原寛人騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた17戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の沈丁花賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアールテンダネスにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4月1日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3八九（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた22戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六七（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

8月18日、中3週で迎えた23戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十十一（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、デトロイトスターにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月7日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアジュディキセキをクビ差振り切って5勝目をマークした。

9月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3二（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したイットーオジョウを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はパープルキングと並んで1着同着となった。

11月20日、中3週で迎えた27戦目は、宇宙ロボットキングジョー杯（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2016年）

4月28日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六七（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3七八（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフリートサンライズに1馬身の差をつけて7勝目をマークした。

6月17日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。