ダイワゲーブル（1985年生、母マンジユデンスター）

ダイワゲーブル（1985年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサーペンフロ（当時14歳）と交配したマンジユデンスターが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地41戦4勝2着6回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の秩父特別(900万下)。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

7月18日、デビュー戦は菊川正達騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。0着に終わった。

10月25日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

11月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井武騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のミスターストリームをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月26日、中5週で迎えた4戦目は、3歳400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で臼井武騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

3歳（1988年）

1月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下の七草特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で臼井武騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で臼井武騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下の寒梅賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で臼井武騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月13日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下の桜草特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で臼井武騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下の山桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で臼井武騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、最後はマキバサイクロンと並んで3着同着となった。

4月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で臼井武騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したイズミサンシャインを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳400万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で臼井武騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ハワイアンコーラルに半馬身交わされて2着となった。

6月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で臼井武騎手（10戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳400万下（福島芝1700m 小雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で臼井武騎手（11戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のキリパワーをアタマ差振り切って2勝目をゲットした。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のしゃくなげ賞（福島芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で臼井武騎手（12戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

9月11日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（新潟芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で臼井武騎手（13戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で臼井武騎手（14戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい6着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた17戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

11月5日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は臼井武騎手（15戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井武騎手（16戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で臼井武騎手（17戦2勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ダイワサンディにハナ差交わされて2着となった。

4歳（1989年）

1月16日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上1400万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で臼井武騎手（18戦2勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ダイナダルタニアンにアタマ差交わされて2着となった。

3月12日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で臼井武騎手（19戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で臼井武騎手（20戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオールダッシュを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

5月20日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の府中ステークス（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で臼井武騎手（21戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた25戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の上越ステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ハーディゴッドにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

7月8日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上1400万下のルビーステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた27戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの朱鷺ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の新潟日報賞（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

5歳（1990年）

4月28日、約8か月の休み明けで迎えた30戦目は、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のスピードイージスに2馬身半の差をつけて久々の一戦を制した。

5月19日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた32戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

10月20日、約4か月半の休養明けで迎えた33戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、白秋ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた34戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

6歳（1991年）

1月12日、中9週で迎えた35戦目は、ハンデ戦のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた36戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中野栄治騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ウメノアクティブに半馬身交わされて2着となった。

2月9日、中1週で迎えた37戦目は、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

3月2日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野栄治騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた39戦目は、船橋ステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中野栄治騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

7歳（1992年）

2月8日、約10か月半の休養明けで迎えた40戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は臼井武騎手（22戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月28日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、船橋ステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で臼井武騎手（23戦3勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月18日、中2週で迎えた42戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で臼井武騎手（24戦3勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。