タキノスペシャル（1997年生、母マウントグローリ）

タキノスペシャル（1997年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスマコバクリーク（当時12歳）と交配したマウントグローリが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は畔柳作次。2000年のジャパンダートダービー(G1)で3着に入った他、1999年の北海道3歳優駿(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畔柳作次から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

高岡秀行厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

5月19日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のライデンスペシャルに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月1日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のオタモイホシジョーに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ13才（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンザプリンスに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月12日、中6週で迎えた5戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサイダーストリームに9馬身の差をつけて制した。

11月25日、中5週で迎えた6戦目は、2歳G3の北海道3歳優駿（門別ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は井上俊彦騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のナイキゴールドに1馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

12月23日、中3週で迎えた7戦目は、2歳G2の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（2000年）

5月3日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（6戦4勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミツアキサイレンスから半馬身差の2着となった。

6月13日、中5週で迎えた9戦目は、登別マリンパーク特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のモミジイレブンに4馬身の差をつけて制した。

7月12日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（8戦5勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（旭川ダート2300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラキングオーから2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

7月26日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、アルタイル特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードアレックスに2馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

5歳（2002年）

5月22日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた13戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルバースワットからアタマ差の2着に甘んじた。

6月11日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（札幌(地)ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は井上俊彦騎手（11戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた15戦目は、十勝ワイン特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（12戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザンウェーに5馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

8月8日、中4週で迎えた16戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、日本ハム特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のチェイスチェイスに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（13戦7勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。