ワンダーキング（2006年生、母ワンダールーラ）

ワンダーキング（2006年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のデザートキング（当時12歳）と交配したワンダールーラが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は出口宜己。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害5戦0勝、地方22戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年のとかちつくちて杯V.Ara(一般C6)。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月23日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた2戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3歳（2009年）

3月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月8日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

9月26日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C24（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったホッコーバリキから1馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、中2週で迎えた8戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C20（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のミッチールビーに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月4日、中2週で迎えた9戦目は、一般C13（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた10戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリエッセンスから3馬身差の2着となった。

12月10日、中1週で迎えた11戦目は、一般C13（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムマッハに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、武蔵ラーメン特選（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のムーンパラダイスに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2010年）

1月1日、連闘で迎えた13戦目は、荒尾最強杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったラバーズトウショウから1馬身半差の2着に敗北した。

1月20日、中2週で迎えた14戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノニケから4馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

2月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で尾林幸彦騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月23日、連闘で迎えた17戦目は、くまもとあか牛阿蘇王記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾林幸彦騎手（9戦3勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイドサクセスから2馬身半差の2着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で尾林幸彦騎手（10戦3勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた19戦目は、馬酔木特選（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で尾林幸彦騎手（11戦3勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた20戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で尾林幸彦騎手（12戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のワタリパークに2馬身の差をつけて優勝

4月15日、中1週で迎えた21戦目は、ネネさんのSDマジ最高!杯（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で尾林幸彦騎手（13戦4勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた22戦目は、荒尾競馬場クリーン運動特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で尾林幸彦騎手（14戦4勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた23戦目は、とかちつくちて杯V.Ara（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で尾林幸彦騎手（15戦4勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のクンチャンに4馬身の差をつけて5勝目を手にした。

6月25日、中4週で迎えた24戦目は、パール特選（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で尾林幸彦騎手（16戦5勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月12日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で尾林幸彦騎手（17戦5勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた26戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、山口吉久記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた27戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月27日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

5歳（2011年）

1月13日、中6週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた29戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、マルチビクトリー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg絞って迎えた30戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（2012年）

1月15日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月3日、中6週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月6日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた33戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月27日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木慶太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。