ミスズトニーオー（1993年生、母ブルーネットスズカ）

ミスズトニーオー（1993年6月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトニービン（当時10歳）と交配したブルーネットスズカが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方42戦11勝2着10回。1999年の新潟グランプリ(地方重賞)に勝利した他、2000年の新潟記念(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

12月2日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3歳（1996年）

9月29日、約10か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月12日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオンワードレイラを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

11月23日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4歳（1997年）

4月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた7戦目は、大沢健司騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般B2（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大沢健司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月20日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大沢健司騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般B1ハ（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大沢健司騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた11戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大沢健司騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、山口高騎手を鞍上に迎えて、福島潟特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1998年）

1月3日、中2週で迎えた13戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月6日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般B1ハ（三条ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のシチケンジンに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月17日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のチューリップ特別（三条ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、以上越特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた17戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングマイティに半馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

6月13日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の新井郷川特別（新潟(地)ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーピナクルに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月12日、中3週で迎えた19戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

9月16日、中8週で迎えた20戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトウキュウアポロに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月5日、中2週で迎えた21戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の胎内特別（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のマルゼンショーリに1馬身半の差をつけて優勝

11月3日、中3週で迎えた22戦目は、大沢信夫騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

11月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大沢信夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカムイフウジンをクビ差制して6勝目を手にした。

6歳（1999年）

4月5日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、八海山特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大沢健司騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月3日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、オープス中郷開設6周年記念（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は森川一二三騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったエアタフゴングから1馬身半差の2着に敗北した。

5月31日、中3週で迎えた26戦目は、両津特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったカゲショウシンザンからハナ差の2着となった。

6月26日、中3週で迎えた27戦目は、山本泉騎手を鞍上に迎えて、飯豊連峰特別（新潟(地)ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエアフライトに3/4馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

9月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、五頭連峰特別（三条ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は森川一二三騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のノンストップガイに4馬身の差をつけて優勝

10月10日、中3週で迎えた29戦目は、神無月特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた30戦目は、地方重賞の新潟グランプリ（三条ダート2200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森川一二三騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のエーブブレーンに1馬身半の差をつけて9勝目を手中に収めた。

12月12日、中5週で迎えた31戦目は、ポインセチア特別（三条ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森川一二三騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモリズムから3/4馬身差の2着に敗北した。

7歳（2000年）

1月3日、中2週で迎えた32戦目は、地方重賞の迎春賞（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森川一二三騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月15日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、八海山特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森川一二三騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったクレッセルから6馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた34戦目は、オープス中郷開設7周年記念（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森川一二三騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったワシントンヴェルデから半馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中4週で迎えた35戦目は、以上越特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森川一二三騎手（10戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノペルセウスに5馬身の差をつけて制した。

7月2日、中3週で迎えた36戦目は、日米徽章特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森川一二三騎手（11戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーブブレーンからアタマ差の2着に甘んじた。

7月30日、中3週で迎えた37戦目は、千曲川特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森川一二三騎手（12戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイテンションパルから2馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた38戦目は、地方重賞の三条記念（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森川一二三騎手（13戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた39戦目は、地方重賞の新潟記念（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で森川一二三騎手（14戦4勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーブブレーンから半馬身差の2着となった。

11月8日、中3週で迎えた40戦目は、G3の朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で森川一二三騎手（15戦4勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた41戦目は、雪椿賞（新潟(地)ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で森川一二三騎手（16戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（2001年）

1月2日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた42戦目は、地方重賞の新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で森川一二三騎手（17戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた43戦目は、八海山特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で森川一二三騎手（18戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったアービルシーザーからハナ差の2着に甘んじた。

4月30日、中2週で迎えた44戦目は、万代特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で森川一二三騎手（19戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のワシントンヴェルデをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

6月2日、中4週で迎えた45戦目は、下越特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で森川一二三騎手（20戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターパレードから半馬身差の2着に敗北した。

11月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた46戦目は、朝日岳特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で森川一二三騎手（21戦5勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた47戦目は、晩秋特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で森川一二三騎手（22戦5勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた48戦目は、アルツ磐梯賞（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は21戦連続で森川一二三騎手（23戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。