メイショウタニカゼ（2018年生、母ピッコレット）

メイショウタニカゼ（2018年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+谷風」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時9歳）と交配したピッコレットが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。主な勝ち鞍は2021年のおいしい!いわての原木しいたけ賞(一般C1十)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中脇一幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって475.2万円で落札された。

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月13日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2021年）

2月20日、中9週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったラジョーネにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

7月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

8月21日、中5週で迎えた6戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

8月29日、連闘で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

10月24日、中7週で迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、おいしい!いわての原木しいたけ賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のライズンシャインに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1八（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るツルオカサンデーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約10馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月21日、中1週で迎えた10戦目は、ブリーダーズスタリオン特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツリガサキに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2022年）

1月13日、中7週で迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマロンクラージュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月14日、中4週で迎えた12戦目は、馬い!津田沼サンサンエッグ発売記念（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のペダンクルアーチに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月23日、中4週で迎えた13戦目は、オリオン座賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のホウオウハイエストに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月11日、中2週で迎えた14戦目は、花まつり特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルカガヤキを半馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

6月20日、中9週で迎えた15戦目は、船橋競馬場クリーン大作戦記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、九十九里特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のスパイスアップに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月24日、中3週で迎えた17戦目は、バルーン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のフェリスアローに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月30日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、くるみ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（6戦5勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた19戦目は、大福山特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（7戦5勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた20戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（8戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた21戦目は、グレイトフル特別（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（9戦5勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5歳（2023年）

1月18日、中4週で迎えた22戦目は、白富士特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（10戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた23戦目は、野島崎特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（11戦5勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したイテザにクビ差届かず2着となった。

5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、鍾馗賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月23日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、青柳特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（12戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた26戦目は、納涼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（13戦5勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた27戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、濃溝の滝賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月10日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、大磯まつり2023（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したスイフトランナーにクビ差届かず2着となった。

11月6日、中3週で迎えた29戦目は、馬産地日高特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた30戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、神楽月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた31戦目は、風花特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシャドウモノリスにクビ差届かず2着となった。

6歳（2024年）

1月4日、中2週で迎えた32戦目は、大師特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた33戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3月15日、中5週で迎えた34戦目は、よみうりランド大観覧車賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた35戦目は、若草特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた36戦目は、晩春特別（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた37戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、陽光特別（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

11月11日、約5か月半の休み明けで迎えた38戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリノロマンスに4馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。