ゴールデンハインド（2006年生、母ゴールドティアラ）

ゴールデンハインド（2006年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海賊船名」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時8歳）と交配したゴールドティアラが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地25戦6勝2着1回。2011年の札幌日経オープン(オープン)に勝利した他、2012年の万葉ステークス(オープンハンデ)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

6月21日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。馬体重は526kg。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスイングエンジンに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月21日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サトノトップガンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

4歳（2010年）

1月11日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で後藤浩輝騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で後藤浩輝騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニシノルーファスに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームセーリングに7馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月15日、中2週で迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマームードイモンに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

9月5日、中2週で迎えた13戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

11月7日、中8週で迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい最後はマキハタサイボーグと並んで11着同着となった。

5歳（2011年）

4月9日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（9戦2勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた19戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のメイショウクオリアをハナ差振り切って5勝目を獲得した。

11月6日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

6歳（2012年）

1月5日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のマカニビスティーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月8日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（4戦2勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた24戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（5戦2勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。