第145回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

ゴールデンハインドが後続を引き連れる展開、その少し後ろを進むビートブラック

ゴールデンハインドがハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして馬群を牽引。単独の2番手にビートブラックが続く。その5馬身以上後ろ、ナムラクレセントが3番手の絶好位につける。さらに5馬身以上差があって、ユニバーサルバンクは好位を奪取。その後ろ、ケイアイドウソジンが好位の一角を形成。先団後ろのポジションにいるのはトウカイトリック。その1馬身後ろ、トーセンジョーダンは中団前目。ギュスターヴクライは中団馬群の真ん中あたりを追走。フェイトフルウォーは中団後方の位置。その直後、モンテクリスエスとトウカイパラダイスが10番手。続いて、ウインバリアシオンが12番手。ジャガーメイルとクレスコグランドは後方5番手で他馬の様子をうかがいながらの競馬。ヒルノダムールは後方4番手に控えて進出の機を待つ。後方3番手でじっくりと折り合い重視で運ぶのはオルフェーヴル。後方2番手の位置で息を潜めて力をタメるのはコスモロビン。最後方にローズキングダムがいる隊列で最初のコーナーを通過。

先頭はビートブラックでリードは1馬身。単独の2番手にゴールデンハインドが続く。5馬身以上差があって、ユニバーサルバンクが3番手。そのあと、ナムラクレセントが4番手。先行勢から少し離れたところにトウカイトリックとトーセンジョーダンが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、依然として先頭を疾走する14番人気のビートブラック。そのままビートブラックが持久力に富んだ末脚で粘り込み、最後は後続に4馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。2着には、先行勢の後ろの位置から鮮やかな伸び脚で猛追したトーセンジョーダンが続き、2着と2馬身差の3着には、12番手の位置から超凡な末脚を繰り出した2番人気のウインバリアシオンが入った。そこからクビ差遅れた4着には、同じく12番手で直線を迎えたジャガーメイルが入線、さらに1馬身半差の5着には、中団前目にいたギュスターヴクライが食い込み、さらにそこから1馬身1/4差の6着にはユニバーサルバンクが入った。1番人気のオルフェーヴルは後方3番手にいたがあとひと押しが利かず12着に敗れた。