ラストカリズマ（2004年生、母ミラーマジック）

ラストカリズマ（2004年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母の最期の仔。カリズマティックの仔だから」。毛色は栗毛。種牡馬のカリズマティック（当時8歳）と交配したミラーマジックが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ニシケンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方27戦5勝2着11回。2007年の高知優駿(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月22日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月28日、中7週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

3歳（2007年）

1月7日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は石神深一騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた8戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミルスペックにクビ差交わされて2着となった。

4月15日、連闘で迎えた9戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるデポーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるスパイナルコードを捕まえ切れず、約12馬身差の2着となった。

7月1日、連闘で迎えた14戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、大鳥賢次杯特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るオースミハリケーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月15日、中1週で迎えた15戦目は、海の日特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオースミハリケーンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月28日、中1週で迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、越知一福亭17年特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマルタカスティーヴをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

8月19日、中2週で迎えた17戦目は、入道雲特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオースミハリケーンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月25日、連闘で迎えた18戦目は、一般C Dイ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンハルピンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた19戦目は、一般D6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプラネットワールドを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中2週で迎えた20戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、森井上田西川感謝特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（2008年）

2月24日、約5か月の休み明けで迎えた21戦目は、一般D6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般D6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒカルヴィオーラを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中2週で迎えた23戦目は、一般D4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルバーホープに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月13日、中1週で迎えた24戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般D5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた25戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた26戦目は、一般D4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（8戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホーエイスナイパーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中1週で迎えた27戦目は、一般D4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（9戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファストショウグンに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月1日、中1週で迎えた28戦目は、アヤメ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（10戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた29戦目は、土佐であい博特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（11戦3勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた30戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、環境ひと筋あきら特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴッドダイキに6馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

7月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般C5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（12戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルタカシャインを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

8月10日、中1週で迎えた32戦目は、パートナー特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月23日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、さおり・聡の結婚特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は明神繁正騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリノサンシャインを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた34戦目は、一般C3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（14戦3勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。