タヤスミラクル（1990年生、母フラワードリーム）

タヤスミラクル（1990年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時15歳）と交配したフラワードリームが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方15戦10勝2着4回。主な勝ち鞍は1995年のいぬ鷲賞(B)。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

6月12日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月24日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エーピーハイウエイに交わされて2馬身半差の2着となった。

4歳（1994年）

6月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた7戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

10月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C5-1（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスギノワッスルに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-4（金沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったレジェンドクインから半馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマトゴゼンに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月3日、中2週で迎えた12戦目は、平床良博騎手を鞍上に迎えて、C3-1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタンチョウアリアムに9馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 小雪/不良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスキットから3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（1995年）

1月5日、中1週で迎えた14戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクリスタルドームに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフェイロンから1馬身半差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた16戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のソシアルビューティをハナ差制して制した。

5月14日、中2週で迎えた17戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で蔵重浩一郎騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のジグミクインに2馬身の差をつけて6勝目を手にした。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で蔵重浩一郎騎手（8戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラワカオーに半馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

6月26日、中3週で迎えた19戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で蔵重浩一郎騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトミカワタイムに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月11日、中1週で迎えた20戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で蔵重浩一郎騎手（10戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のボンセシボンに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月7日、中3週で迎えた21戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で蔵重浩一郎騎手（11戦8勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた22戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で蔵重浩一郎騎手（12戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったホウヨウパラソルから2馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた23戦目は、いぬ鷲賞（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で蔵重浩一郎騎手（13戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホウヨウパラソルに半馬身の差をつけて優勝