アンダーキング（1990年生、母コマギク）

アンダーキング（1990年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時15歳）と交配したコマギクが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川美子。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方19戦10勝2着4回。1995年の小倉大賞典(ハンデG3)で3着に入った他、1994年のエイプリルステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上昌幸厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1992年）

7月4日、デビュー戦は千田知幸騎手を鞍上に据えて、3歳（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のプラスターワールドに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の若駒賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田知幸騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（盛岡ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千田知幸騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャッチングテンからクビ差の2着に甘んじた。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の若潮杯（盛岡ダート1100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田知幸騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンホームから半馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、3歳（水沢ダート1420m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で千田知幸騎手（4戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサカモトグラスに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（盛岡ダート1420m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で千田知幸騎手（5戦2勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウホクグラスから半馬身差の2着となった。

11月3日、連闘で迎えた7戦目は、4歳（盛岡ダート1420m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で千田知幸騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のパラグライダーに2馬身の差をつけて優勝

12月6日、中4週で迎えた8戦目は、2歳戦の東北サラ3才チャンピオン（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で千田知幸騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

3歳（1993年）

4月4日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で千田知幸騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた10戦目は、4歳（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で千田知幸騎手（9戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキャッチングテンに半馬身の差をつけて4勝目をマークした。

5月30日、中3週で迎えた11戦目は、4歳（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で千田知幸騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトコハルをアタマ差制して5勝目を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のダイヤモンドカップ（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で千田知幸騎手（11戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴダイマーチに5馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

7月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の東北優駿（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で千田知幸騎手（12戦6勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエビスサクラから3馬身差の2着となった。

8月30日、中7週で迎えた14戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で千田知幸騎手（13戦6勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスラッガーをクビ差制して勝利を手に入れた。

9月26日、中3週で迎えた15戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で千田知幸騎手（14戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタエースをクビ差制して勝利を手中に収めた。

10月17日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の不来方賞（盛岡ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は16戦連続で千田知幸騎手（15戦8勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月21日、中4週で迎えた17戦目は、3歳戦のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は17戦連続で千田知幸騎手（16戦8勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた18戦目は、一般（水沢ダート1600m 雪/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で千田知幸騎手（17戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のジョリーラジャーに2馬身半の差をつけて9勝目を収める

4歳（1994年）

2月18日、中8週で迎えた19戦目は、酒井作男騎手を鞍上に迎えて、クロッカス特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のリスクコバンに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

4月10日、中6週で迎えた20戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサクラチトセオーをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、G1の天皇賞（春）（阪神芝3200m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く最後はメイショウマリーンと並んで6着同着となった。

11月27日、中2週で迎えた23戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、トパーズステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたタマモハイウェイ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月17日、中2週で迎えた24戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5歳（1995年）

1月5日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

2月19日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6歳（1996年）

1月15日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた27戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた28戦目は、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

6月9日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。