グローリー（2019年生、母グリシーヌシチー）

グローリー（2019年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「栄光」。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時10歳）と交配したグリシーヌシチーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は武牧場。2023年の中島記念で2着に入った他、2024年の遠賀川賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月28日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3歳（2022年）

1月29日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のバックスクリーンに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

7月15日、中7週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた7戦目は、加茂飛翔騎手を鞍上に迎えて、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るキンカイレイアを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を収める

7月31日、中1週で迎えた8戦目は、盛夏特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加茂飛翔騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグランツエクラに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月3日、中4週で迎えた9戦目は、長月特別（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加茂飛翔騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したスズカオーザを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中2週で迎えた10戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた11戦目は、錦秋特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は加茂飛翔騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサンライズヘルメスをクビ差振り切って優勝

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、サガヅメ～たたかう!馬券女子～（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加茂飛翔騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のセイジーニアスを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

12月3日、中2週で迎えた13戦目は、ターコイズ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加茂飛翔騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2023年）

1月28日、中7週で迎えた14戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加茂飛翔騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた15戦目は、九重連山賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で加茂飛翔騎手（7戦4勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた16戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で加茂飛翔騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスピネルを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月25日、中3週で迎えた17戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、多良岳賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマテラユウキを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月16日、中2週で迎えた18戦目は、九千部山特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は加茂飛翔騎手（9戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた19戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加茂飛翔騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のダイモーンに1馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

6月11日、中1週で迎えた21戦目は、ターフのカノジョさな記念（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたシゲルルビー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

デビュー前

大島静夫厩舎（佐賀）へ入厩。

7月22日、中5週で迎えた22戦目は、脊振山特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は加茂飛翔騎手（11戦5勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた23戦目は、大村湾特別（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロンドンテソーロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月3日、中2週で迎えた24戦目は、天山特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（2戦0勝）。4頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったネオシエルに詰め切れず、1馬身差の2着と苦杯を喫した。

9月23日、中2週で迎えた25戦目は、佐賀オータムダッシュ（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロンドンテソーロに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中2週で迎えた26戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、佐賀オータムスプリント（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた27戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、有明海賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた28戦目は、韓国岳特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は加茂飛翔騎手（12戦5勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたマイネルナイペス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月10日、中1週で迎えた29戦目は、宝満山特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（3戦2勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルタイムリーを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

12月24日、中1週で迎えた30戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、中島記念（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったヒストリーメイカーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（2024年）

1月28日、中4週で迎えた31戦目は、雲仙岳特別（佐賀ダート1860m 晴/不良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒストリーメイカーに半馬身届かず2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた32戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、九重連山特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシューラヴァラをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

3月9日、中3週で迎えた33戦目は、多良岳賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた34戦目は、九千部山特別（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。鞍上は加茂飛翔騎手（13戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた35戦目は、高千穂峰特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた36戦目は、英彦山賞（佐賀ダート1860m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた37戦目は、阿蘇山特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったアエノブライアンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月13日、中3週で迎えた38戦目は、遠賀川賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したフェブキラナに3/4馬身届かず2着となった。

7月27日、中1週で迎えた39戦目は、脊振山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で出水拓人騎手（7戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブルーアローに1馬身の差をつけて優勝

9月14日、中6週で迎えた40戦目は、大村湾特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で出水拓人騎手（8戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったフェブキラナに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた41戦目は、由布岳特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったコスモポポラリタに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた42戦目は、佐賀オータムスプリント（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。