ロンドンテソーロ（2016年生、母Allegrezza）
London Tesoro
2016.02.28
ロンドンテソーロ（2016年2月28日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「イギリスの都市名+冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のExceed And Excel（当時16歳）と交配したAllegrezzaが6歳のときに産んだ仔が本馬である。2022年の名鉄杯(オープン)で3着に入った他、2024年のゴールドスプリントで2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
武井亮厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2018年）
9月22日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。
10月6日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。
10月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアマデウスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。
12月2日、中5週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。
3歳（2019年）
1月19日、中6週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオリオンパッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
3月10日、中6週で迎えた6戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。
10月19日、約7か月半の休み明けで迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。
4歳（2020年）
1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のエアコンヴィーナに3馬身半の差をつけて制した。
3月1日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。
3月22日、中2週で迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、伸びてきたスナークライデン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。
6月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたハーグリーブス決め手に屈して半馬身差の2着となった。
7月25日、中6週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの越後ステークス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。
11月7日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの河北新報杯（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のバーンフライに1馬身3/4の差をつけて4勝目を収める
12月13日、中4週で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。
5歳（2021年）
3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。
8月22日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。
9月25日、中4週で迎えた17戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。
10月17日、中2週で迎えた18戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。
12月5日、中6週で迎えた19戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。
6歳（2022年）
3月26日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、名鉄杯（中京ダート1400m 雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
6月7日、中9週で迎えた21戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ジューン賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。
12月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ノースウインド賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。
12月28日、中2週で迎えた23戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、イベルノ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のセルフメイドをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。
7歳（2023年）
1月26日、中3週で迎えた24戦目は、’23ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で室陽一朗騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。
2月24日、中3週で迎えた25戦目は、如月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で室陽一朗騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。
デビュー前
鮫島克也厩舎（佐賀）へ入厩。
4月9日、デビュー戦は山下裕貴騎手を鞍上に据えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての9番ゲートからスタート。競走除外となった。
デビュー前
鮫島克也厩舎（佐賀）へ入厩。
7月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた26戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。
8月13日、中2週で迎えた27戦目は、大村湾特別（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、グローリーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。
9月10日、中3週で迎えた28戦目は、日向灘特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケノサイコウをクビ差だけ差し切って6勝目をマークした。
9月23日、中1週で迎えた29戦目は、佐賀オータムダッシュ（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のグローリーに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
10月15日、中2週で迎えた30戦目は、佐賀オータムスプリント（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。
10月28日、中1週で迎えた31戦目は、周防灘賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のウインヒストリオンに4馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。
11月26日、中3週で迎えた32戦目は、ウインターチャンピオンオープン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下裕貴騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のジョンソンテソーロに2馬身半の差をつけて制した。
12月24日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、中島記念（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山下裕貴騎手（7戦4勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。
8歳（2024年）
1月8日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた34戦目は、ゴールドスプリント（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山下裕貴騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、リーチに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
1月28日、中2週で迎えた35戦目は、黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山下裕貴騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。