プレンティラヴ（2004年生、母プレンティブライト）

プレンティラヴ（2004年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時9歳）と交配したプレンティブライトが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地28戦3勝2着9回。主な勝ち鞍は2008年の青葉城特別(500万下)。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月14日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったナイツブリッジにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のローケイダブリュに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたミキノモナコ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月14日、中6週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月2日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したダイワオンディーヌを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のシアトルレイナに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2008年）

4月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったダイワエンパイアに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月6日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーチャリスを3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

8月2日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた13戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したスリーセブンスピンに半馬身届かず2着に敗北した。

11月2日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたシャペロンルージュ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月24日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、逃げるブライティアミラに半馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2009年）

6月6日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月30日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（11戦2勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（12戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ティアップハーレーに半馬身交わされて2着となった。

11月8日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木幡初広騎手（13戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月5日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で木幡初広騎手（14戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグリフィンゲートにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月27日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で木幡初広騎手（15戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で木幡初広騎手（16戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月6日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（17戦2勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7歳（2011年）

8月21日、約14か月半の休み明けで迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦1勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。